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【温暖化】海藻が地球を救う!?『海の脱炭素』ブルーカーボンとは?【環境問題】

 

こんにちは!

海や環境の問題に注目し、度々発信している『WildScene』。

今回も気になったニュースが見つかりましたのでピックアップしいこうと思います!

 

今年の夏も猛暑日が続き、

毎年恒例「夏ってこんなに暑かったけ?」

という会話が、今年も飛び交っていますね。

 

それもそのはず。

日本は地球温暖化の影響を受け安く、世界よりも「気温」の上昇率が高く、

100年前から比べ1℃強の平均気温上昇が見られます。

 

「たかが1℃」と思うでしょう?

 

しかし、国規模、地球規模で考えたら、この1℃の上昇は死活問題なんです。

気温が1℃違えば、異常気象は大幅に増加し、頻度を増し、そして激化します。

 

干ばつ、山火事、竜巻などに影響を与えます。

我々、日本人が実感しているもので言うと、

 

台風、大雨、洪水など。

明らかに数年前とは違う気候になってきていますよね?

 

それを防ぐためには地球上に存在する「二酸化炭素」の量を減らす必要があるんですね。

 

これが『脱炭素』です。

 

そして、この脱炭素化を行っていく上で、今注目されているもの。

それが今回紹介したい『ブルーカーボン』なんですね!

(※『地球温暖化の記事』も後日アップしますのでそれも宜しければ読んでみてください!)

 

実は”海藻は二酸化炭素を吸収する特性”あり、

これを利用すれば地球温暖化が防げるのでは!?

となっているのが注目されている理由なんです!

 

それでは本編でこの

『ブルーカーボン』

について詳しく書いていきましょう!

 

最後までお付き合いいただけたら幸いです。

 

目次

 

 

 

 

 

1・ブルーカーボン

 

 

ブルーカーボンとは?

ブルーカーボンは、2009年に国連環境計画によって命名された

「藻場・浅場等の海洋生態系に取り込まれた炭素」を表す言葉です。

ブルーカーボンは、コンブや海藻、マングローブなどの海洋生態系が二酸化炭素を吸収し、

体内に取り込み、貯蓄することでち地球温暖化対策として現在注目されています。

 

【仕組み】

排ガスなど、様々な原因で排出された「二酸化炭素」は、陸と海洋に別れ、海洋に流れた二酸化炭素は

上記、「ブルーカーボン生態系」によって光合成され、有機炭素として体内に貯められます。

これにより、二酸化炭素が地球上から「減少する」仕組みになっています。

 

【特徴】

ブルーカーボンは陸上よりもたくさん二酸化炭素を固定して貯留できます。

その要因の一つが『ブルーカーボンの特徴』と考えられます。

海洋生物に貯められた炭素は植物自体の成長活動や、動物の糞となって排出され再度循環されます。

しかし、中には循環せず、長年海底に固定される「ブルーカーボン」が存在します。

海底ではバクテリアによる分解が抑制される為、

何千年もの間、二酸化炭素の素でもある有機炭素を海底に固定できるのです。

 

 

なぜ注目されているのか?

 

森林などの植物が光合成によって「二酸化炭素を吸収し酸素を生み出す」のは有名ですよね?

これを通称『グリーンカーボン』と言われます。

 

陸上が『グリーンカーボン』海洋が『ブルーカーボン』と呼びます。

なぜ、ブルーカーボンの方が注目されているのか?

それは二酸化炭素の吸収率が年間、グリーンカーボン19億トン、ブルーカーボン25億トンと後者の方がの方が多いからです。

 

割合になおすと、海洋30%陸上12%と2・5倍の差があり、

ブルーカーボンの重要性に世界が気付いたと言えます。

 

これは海洋が陸地より広いから。と言うこともありますが、

単純に単一での吸収量の多さも要因として考えられるのです。

 

 

 

ブルーカーボンの種類

 

ブルーカーボンの種類は大きく分けて4つあります。

 

①【海草藻場】

内海の、平坦な砂泥底に生息しています。海中で花を咲かせ、種子を飛ばして繁殖します。

 

②【海藻藻場】

海で生活する藻類で、胞子によって繁殖します。ガラモ場の他に、コンブ場・カジメ場などがあります。

 

③【塩性湿地・干潟】

河口において海水の高濃度の塩分の影響を受ける湿地です。湿地や干潟の植物は二酸化炭素を吸収します。

 

④【マングローブ林】

熱帯や亜熱帯の河口付近に真水と海水が混ざり合う、汽水域に生息する樹木のことです。

 

 

 

 

2・ブルーカーボンの取り組み例

 

日本の海岸は海藻が生えやすい環境にあり、ブルーカーボン利用に非常に適しています。

政府は2050年までに、温室効果ガス排出を実質0にする目標を掲げており、各地でブルーカーボン利用に向けた動きが着々と進んでいます。

 

①【高校生によるアマモ育成】

瀬戸内海の日生湾では地元の高校生たちが漁業者と協力して海草の一種、アマモを育てる活動を30年以上続け、当初の20倍にまで面積を増やすなど成果をあげています。

 

 

②【Appleによるマングローブ再生】

米アップルでは2018年、環境保護団体と共同でコロンビアのマングローブ再生プロジェクトを開始しました。プロジェクト期間を通じて100万トン分の二酸化炭素の隔離に取り組んでいます。

 

 

③【セブンイレブンによるアマモ場作り活性化】

セブンイレブンは、2011年から東京湾のアマモ場作りに貢献してきた他にも、2021年、横浜港が発行するJブルークレジットを購入し、藻場作りの活性化に取り組んでいます。

 

 

 

 

3・課題と対策

 

【課題】

ブルーカーボンの大きな課題に、森林伐採や沿岸開発による「マングローブ林の減少」と

ウニなどの海藻を食べる生物の活性化による「磯焼け」があります。

 

マングローブはこの50年で約半分の50%が失われ、今も年々2%が失われています。

磯焼けも海水温の上昇により、魚やウニ、貝類などが活性化。ブルーカーボンを貯める海藻が食い荒らされ、うまく海藻の絶対数を増加させることができていません。

 

【対策】

マングローブは上記でも説明した『Apple』などの企業がマングローブの再生プロジェクトに乗り出し、これからの減少を食い止めるとともに再生を進めています。

 

「磯焼け」は北海道の釧路で海藻が育ちやすい環境を3年かけて研究し、

大手建設会社が開発した『季節を問わず一年中いつでも海藻の苗を作ることができる』新技術で、

「磯焼け」よりも早く海藻を育成するプロジェクトに着手しています。

 

 

 

 

 

4・ブルーカーボンの可能性

海洋は陸より遥かに広大な面積を誇り、

そこには未知の可能性が雄大に広がっています。

 

まだ注目されたばかりの『ブルーカーボン』の認知度はまだ広がっておらず、

研究している場所も少ないですが、これからどんどん広がりを見せ、

海洋に海藻が広がっていくことで

今の地球における「温暖化」を高いする突破口になると信じています。

 

彼からの日本に『脱炭素』を掲げましょう!

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