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– 炭焼の杜復興プロジェクト - 災害を乗り越えたキャンプ場『青野原野呂ロッジキャンプ場』からヒントを。

 

 

 

-「涙の数だけ強くなれるよ。アスファルトに咲く花のように。」-

 

(出典:「TOMORROW」:岡本真夜)

 

 

 

こんにちは。

 

今回は、令和4年9月中旬に台風被害にあった「炭焼の杜復興」に向けまして僕なりにできる事を発信していきたいと思い記事を書かせて頂いております。

 

 台風で被災した『炭焼の杜〜明ヶ島キャンプ場〜』に対して僕たちが出来る事

 

全国には炭焼きの杜と同じように過去に自然災害により被災した経験のあるキャンプ場があり、そしてそこから見事「復活」を遂げたキャンプ場も。

そこでこれは「炭焼の杜復興の為のヒントになるんじゃないか?」

と思い、取り急ぎ筆を取った次第であります。

 

これが必ずしも復興の足掛かりになるとは限りません。

しかし、復興のアイディアの糸口にでもなってくれたら幸いです。

 

それでは、是非最後までお付き合いください。

 

 

 

目次

1・青野原キャンプ場 野呂ロッジキャンプ場
2・2019年 台風19号による被災
3・野呂ロッジ復活プロジェクト
4・2020年7月に営業再開 「野呂ロッジが復活した今」

 

 

 

 

1・青野原キャンプ場 野呂ロッジキャンプ場

 

 

概要

神奈川県相模原市にある青野原野呂ロッジキャンプ場。

我々が復興を目指している炭焼の杜と同じく、自然を愛し、自然を楽しむためのキャンプ場。

テントサイトやバンガローなどでの日帰りキャンプでは連日たくさんの家族連れで賑わいを見せ、

目の前を流れる清流「道志川」での川遊びや釣り、ニジマスの掴み取りは当時から大変人気のアクティビティでした。都心から1時間足らずで来られる自然の音を楽しめ、ランタンの灯を寡黙に楽しめるスポットとして人気を博したキャンプ場。

 

 

【飛び込み岩】

野呂ロッジのシンボルでもある大岩。

昔、地元のお祭りでは、担いだ御神輿を最後にこの淵へ持ってきて清めていたので大岩を「天王さま」と呼んでます。また、川のそのあたりを「天王様淵」と言います。

キャンプにきた子供や若者がここから川にダイビングし、爽快感を味わえるアクティビティとして大人気。

 

 

【大滝】

 

 

 

 

ロッジから歩いて25分ほどのところに神奈川の名滝16選に選ばれている落差20メートル級の滝があります。その手前にも冒険心をくすぐるような小滝があります。

散策路はとても幻想的な空間が広がります。

 

 

 

 

 

 

 

こんな壮大な大自然を最低限の準備で楽しむ事ができる素敵なキャンプ場、

青野原野呂ロッジキャンプ場は”20191012日に神奈川県を襲った台風19号の影響で壊滅的な打撃を受けることになります。

 

 

2・2019年 台風19号による被災

 

 

被災当時

我々の静岡県同様に神奈川県でも

今まで経験したことのないような強い雨が丸一日降り続いていたそうです。

野呂ロッジは上流に「道志ダム」があり、その放流と加えて支流からの合流で野呂ロッジの前を流れる道志川の濁流はどんどん陸に押し寄せてきたそうです。

 

ロッジの安否を気遣い管理者の野呂さんは、できる限り6っ時の管理棟に留まりましたが、20時ごろ、上流側にあった物置やヘリコプターが濁流に流されていくのを確認し、「ここにいるのは危険」と判断。泣く泣く避難する形となったそうです。

 

 

台風から一夜明け・・

陸地のほとんどが崩壊し、綺麗だった河川は大河に飲み込まれてしまいました。

バンガローが並ぶ中間地点から奥の建物すべてが流され、無くなりました。

(バンガロー半数・資材置き場のもの全て・大型トラック・物置全て・ほか。)

テントサイトも崩壊し影も形も無くなってしまいました。

 

 

場内の奥にあった重機やトラックが大雨により管理棟付近まで流れてきてしまっています。

 

 

残ったバンガローの中には押し流された汚泥の泥で溢れかえってしまっています。

 

かろうじて残った陸地には、上流から流れてきたものや場内にあった様々なものが堆積し、

瓦礫の山を築いてしまっていました。

 

 

それでも”残ったもの”

来場した方が顔を出してくれる「管理棟」と「テラス」は幸いな事に被害なく残ってくれていました。

野呂ロッジのシンボルでもある「白い看板」。ボランティアの方が瓦礫の中から引っ張り出してくれたらしいです。そして、その時野呂さんやスタッフの気持ちは意図つの方向に向いていました。

 

「再建するしかない」

 

ただそれのみしか考えられなかったと当時の心境が綴られていました。

この台風によって野呂さん達の希望まで失うことはあり得ませんでした。

 

 

 

3・野呂ロッジ復活プロジェクト

 

野呂ロッジ復活に向けてまず必要なものは「資金」でした。

被災直後の自分達の生活もままならない中、着目したのが「クラウドファウンディング」です。

そして【相模原豪雨被害:災害に強いキャンプ場へ!野呂ロッジ復活プロジェクト】を立ち上げます。

 

2021年8月15日の洪水被害後の野呂ロッジ再建のため立ち上げた『野呂ロッジ復活プロジェクト』。

これが思いも寄らない「支援」に繋がります。

 

 

 

三日で目標達成

目標金額5,000,000円に設定したクラウドファウンディングはなんと3日で達成することになります。

そして最終的には8,000,000円を超える金額が集まることになります。

そこには復興を支えたいと願う人々の思いと、キャンプ場ならではの考え抜かれたユニークなリターン品が影響していると考えられます。

 

 

リターン

『お気持ちコース』 5,000

・気持ちを込めて、お礼のメール
・野呂ロッジのHPにお名前を掲載(希望制)※以下省略

 

 

リターン不要な方へ|応援コース 1万円

・気持ちを込めて、お礼のメール
・活動報告書(PDFデータ)※以下省略
・野呂ロッジ場内にお名前掲載(希望制)※以下省略

 

グッズで応援!野呂ロッジ復興版ステッカー 10,000

・野呂ロッジ復興版ステッカー

 

来場して応援!焚き火体験セット 15,000

・特別割引券(ご利用料金20%引き)
・野呂ロッジで焚き火

 

グッズで応援!野呂ロッジロゴ入りタオル 15,000

・特別割引券(ご利用料金20%引き)
・野呂ロッジ復興版ステッカー
・ロゴ入りタオル

 

 

リターン不要な方へ|応援コース 3万円

 

グッズで全力応援!野呂ロッジロゴ入りタオル&Tシャツ 30,000

・特別割引券(ご利用料金20%引き) × 5回分
・野呂ロッジ復興版ステッカー
・ロゴ入りタオル
・ロゴ入りTシャツ(サイズ:S / M / L / XL)

 

リターン不要な方へ|応援コース 5万円 

 

来場して応援!テントサウナ体験 50,000

・特別割引券(ご利用料金20%引き)
・テントサウナ体験
・ロゴ入りタオル

 

来場して応援!焚き火&タイニーハウス1泊貸切 100,000

・特別割引券(ご利用料金20%引き)
・野呂ロッジで焚き火
・タイニーハウス1泊貸切

 

リターン不要な方へ|応援コース 10万円 

 

【企業様向け】野呂ロッジ重機にお名前掲載 300,000

・特別割引券(ご利用料金20%引き)× 10回分
・野呂ロッジにある重機にお名前を掲載

 

 

野呂ロッジ復活のための取り組み

 

①災害に負けないキャンプサイト作り

 

増水となってもより災害に強いキャンプサイトの構造にしました。令和元年の台風被害、今回の被害で場内の石砂利については下流に流され少なくなってしまったことで洪水からキャンプサイトを守る高さを作るのが難しくなりました。そのため、秋の台風シーズン対策として2階層目にあるテントサイトの上流方面に石砂利の堤防を作りました。

 

②トレーラーハウスの設備強化

以前の災害でも大きな被害があって、常設のロッジではなくトレーラーハウスを宿泊施設として改装したものを用意。トレーラーハウスはすぐ牽引して避難することができるので、災害が起きても被害を最小限にできます。

 

③イベントを開催し野呂ロッジファンのコミュニティをさらに強固に。

仲間とともに一緒に再復興を目指して進んで行くことが不可欠です。そうした仲間を今回や今後もしっかり作っていくためにも、イベントを開催するなど、野呂ロッジのファンのコミュニティをさらに強固にしていきたいです。

 

 

4・2020年7月に営業再開 「野呂ロッジが復活した今」

上記のような取り組みと支援者、地域の人々の協力のもと、

野呂ロッジは見事復活を果たすことになる。

 

台風被害から復興を目指す中で、近隣のキャンプ場との連携も強まり、

コロナ禍という「密」を避けるキャンプ場の人気も相まって集客は台風前よりも増えたとの事。

 

ただ、ここまでの道のりは決して「平坦」ではなく、心が折れそうになる瞬間も多々あったそう。

その時に心の支えになったのは「再開を待ち望む人々の存在」だった。

 

多くの常連や知り合いがボランティアとして集まり、瓦礫の撤去などを行ってくれたからこそ

再建しなくては!という思いに拍車がかかったと言う。

 

支えてくれる人。

手伝ってくれる人。

挫けそうな時に”心の中に在る”人。

 

結局のところ、一番大事なのはお金でも方法でもなく「人」なんだと僕は思う。

(あくまで僕の意見です)

 

災害で奪われるものもあれば

そのおかげで得られるものも在るのかもしれない。

 

10年後、もっともっと素晴らしくなった炭焼の杜で多くの人とワハハと笑えるように

みんなで今を乗り越えたいなと切に思います。

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