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【水質汚染】川にゴミが流出するメカニズム【海洋汚染】

こんにちは!皆さんいかがお過ごしでしょうか??

 

最近は涼しくなってきて、時々近所の川べりをお散歩してみたりするんですけど、結構ゴミが落ちているんですよね・・・。

 

故意に捨てられた物も勿論あるんですけど、中にはそうじゃなさそうな物も多そうなんですよね。

 

そこで今回は川にゴミが流出するメカニズムを調べていこうと思います!

一体川にあるゴミはどこからきて、どこへいくのか?

そして何か対策はあるのか?

一緒に見ていきましょう!

 

『海洋ごみ』の記事はこちら!

 

topics

 


 

1・ゴミの発生原因

 

私たちの身近にある川。

読んでいる人の中にも近所に川が流れている人も多いのではないでしょうか??

 

その川を意識してみるとゴミが多いなぁと感じる人も少なくないと思います。

 

このゴミを環境配慮の日本パイオニアたる『日本コカ・コーラ』が調査したところ

投棄・ぽい捨て系漏洩系の2つに大別されることがわかりました!

 

 

投棄・ぽい捨て系
従来は“モラルの問題”と一括りにされることが多かった投棄・ぽい捨て行為ですが、社会的な問題や産業構造等が要因でごみを投棄・ぽい捨てせざるを得ない状況も発生していることが明らかになりました。外部からの支援や回収方法の工夫・改善等が必要と考えられます。

 

 

漏洩系
ごみを集積している地点からの漏洩、災害時の応急処置で使用され経年劣化した製品や農業資材の流出が確認されました。事業所・河川・道路等の適切な管理や、製品の代替素材開発と利用促進等の対策が必要であると考えられます。

 

 

上記の通り一概に『モラルの問題』ではない様なのです。

僕も『みんながポイ捨てを止めれば・・・』と考えていた事もあったので、かなり衝撃的です・・・。

 

では投棄・ぽい捨て系」と「漏洩系」がそれぞれどの様な発生メカニズムになっているのか見ていきましょう!

 


 

2・ポイ捨て系

 

 

まず投棄・ぽい捨て系から見ていきましょう!

下の図は(日本コカコーラ様参照)投棄ゴミの発生から場所、要因までのメカニズムを推察した物です!

 

 

 

ごみ

発生場所

ごみのホットスポットが
確認された主な場所
推察される
要因
考えうる
対応施策(例)

A.投棄・ぽい捨て系

1.家庭 住宅地付近の川・水路内  生活困窮者 有料ごみ袋減免制度の拡充
ごみ収集時間と生活時間が合わない者 有料引き取りサービスの実施
2.車内 川・水路沿いの路肩、車の滞留場所(右折レーン等狭隘道路等) トラック(長距離・長時間待機)

納品先でのごみの引き取り

営業車(休憩時) 事業所へのごみの持ち帰り
自家用車 自宅へのごみの持ち帰り
3.屋外 (1)川・水路沿いの通勤・通学経路  通勤・通学・散歩等で左記の通路を利用する者 通勤・通学経路上へのごみ箱設置
(2)川・水路に近い商業区域・交通拠点(バス・鉄道) 通勤・通学・買物等で左記の通路を利用する者 街中でのごみ箱の設置
(3)親水施設(川に降りられる階段等) 周辺住民等 自宅へのごみの持ち帰り
周辺事業所の従業員 事業所でのごみの引き取り

 

この様に投棄・ぽい捨て系『モラルによる問題』も多いもののその大半が、行政の仕組みや対策で、改善もしくは軽減できるものだとわかりますね!

 


 

3・漏洩系

 

 

続いて漏洩系も見ていきましょう!

下の図は(日本コカコーラ様参照)漏洩ゴミの発生から場所、要因までのメカニズムを推察した物です!

 

  漏洩場所 主な漏洩物 考えうる対応施策(例)
B.漏洩系
(管理体制の不備等で排出者・利用者が意図していない段階で漏れてしまうもの)
1.川・水路沿いのごみ集積所

集積所のごみ・くず(家庭系)

回収方法の工夫(集団回収→戸別回収、夜間・昼間回収)
集積所付近の定期的な清掃

2.川・水路沿いの事業所(屋外集積場所)

集積所のごみ・くず(事業系)

事業所による適切な管理
3.川・水路に近い自動販売機横の空容器回収ボックス 飲料空容器、それ以外の投棄ごみ・

・飲料事業者による適切な管理(定期的な確認・回収)
・飲料空容器以外の投機ごみ対策の推進(実態把握調査、空容器回収ボックス付近へのごみ箱設置等)

4.被災した堤防の復旧箇所  劣化した土のう袋、ビニールシート

災害応急資材の適切な利用(使用箇所や設置時期の記録、現場管理)代替素材の開発と利用の促進

5.川・水路沿いの農地 農業資材(肥料カプセル、肥料袋写、マルチング用シート、ビニールハウス)

代替素材の開発と利用の促進
適切な農地及び農業用水路の管理(例:水門付近の清掃)

 

漏洩系のゴミに至っては、モラルの問題ではなく、決められた場所に決められたルールで出したのに・・・といった理由も多そうだね。

ここら辺もしっかり対策していけば『漏洩系』のゴミを減らしていく事もできそうだね!

 


 

4・どこからきてそしてどこへ?

 

 

川辺のゴミの発生メカニズムはわかったけど、その後そのゴミはどうなるかまとめてみたよ!

 

 

 

1】・川辺にゴミが溜まっていく。

 

 

2】・雨に降るとその雨水に流されてゴミが直接川にまたは排水溝に流れていきます。

 

 

3】・排水溝を通ったゴミも直接ゴミと合流して海に排出されます。

 

 

※上記は「分流式下水道」の場合ですが、「合流式下水道」の場合でも、街のゴミが排水溝に入り、雨水と汚水が合流し下水処理場にむかいますが、雨の多いときには、川に流され海にいきます

 

この様にして、ゆくゆくは』に排出され『海洋汚染』へと繋がっていくのですね。

 

『海に流出するゴミの8割は川からきている』と言われています。

綺麗な川や海、自然を守る為にもなるべくゴミを出さないように気をつけていきたいですね!

 


 

5・まとめ

 

 
今日は川にゴミが流出するメカニズムについて記事にさせていただきましたがいかがだったでしょう!?
 
この様に僕たちがモラルある行動をしていてもインフラ整備の問題や政策の問題もあってまだまだ環境問題まま成らない事も多いです。
 
それでも『僕らが続けていくこと』に必ず意味はあるのでこれからも頑張っていきたい所存でございます!
 
他にも、各団体がしている対策なんかもあるのでそれについても機会があれば記事にできたらと思っています!
 
それではまた!次の記事で!

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