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【海の環境問題】を分かりやすく解説|海洋汚染とSDGsについて

ある日野球を見ていたら、グラウンドに落ちているゴミを拾う一人の野球選手が映った。

 

今まで野球選手がゴミを拾う姿を見たことがなかったので、その時の違和感を今でも覚えています。

 

その選手は高校の時からルーティンの一環としてやっているそうで、彼の姿を見たとき多くの人たちは、その「人間力」に心を奪われました。

 

ジャンルは違えど、釣り場に落ちているゴミを私たちも当たり前に拾うことができるはずです。

 

あたりまえのことを普通にできる「いち釣り人」で在りたいですね。

 

今からでも遅くない「継続して何かできること」を考え、実践していきましょう!

 

【目次】

1.「海の環境問題」の現実

2.海洋汚染その①

3.海洋汚染その②

4.赤潮の恐ろしさ

5.最近よく耳にする「SDGs」って何?

6.まとめ

 

 

1.「海の環境問題」の現実

海の環境問題について海洋汚染の議論は欠かせません。

海洋汚染はひとくくりでは説明できず、

 

・プラスチックごみ

・人的要因による不法投棄

・船舶の座礁や衝突事故による油の流出

・生活排水や産業排水

 

など、様々あるためです。

 

今回は、

 

・船舶事故による油の流出

・生活排水・産業排水による赤潮の発生

 

に注目して解説していきたいと思います。

 

 

2.海洋汚染その①

 

テレビやネットニュースで「船舶の事故による油の流出」が取り上げられることがあります。

 

大きな分類でいえば、「座礁」や「衝突」による油の大量流出がありますが、

小さな分類で分けると、「取扱不注意によるバルブの開閉確認不足」等などの油の流出もあります。

 

量だけ見ると前者より少ないですが、発生件数は多いそうです。

 

油の流出は海洋生物にとって害でしかありませんし、環境においても悪でしかありません!

 

流出したあとの油処理は、油回収船により海面の油を回収します。そして周囲をオイルフェンスの壁で囲み、さらなる拡散を防ぎます。その後は特殊吸着マットで油を吸収します。

 

しかしながら跡形もなく完璧に取り除くのは不可能なのです。こうして海は徐々に汚染されていきます。

 

 

3.海洋汚染その②

 

生活排水や産業排水による海洋汚染は、下水処理などのインフラが整備されていても、一部の生活排水が川に流れ込み、海へ流れでていってしまう場合もあります。

 

昔は産業排水の汚染が断とつでしたが、今はすでに排水の規制が強化されたことにより、2015年には40年前と比べピーク時からおよそ7割も改善され、今では生活排水のほうが海洋汚染の影響が大きいのです。

 

日本以外の世界中でみたとき、インフラが整っていない国は排水が海へものすごい量が流れでてしまいます。ほんとうに恐ろしいことです。

 

流れでてしまった排水はどうなるのか?

 

海の中のメカニズムはこうです。

 

■生物による「自然浄化作用」

これは海の中に漂う有機物(生活排水や産業排水、生物の死骸、糞尿)が生物によって分解され、分解された有機物は「窒素」や「リン」などの無機物へと変わります。

 

これらはプランクトンや海藻類たちに取り込まれ、小魚→中型魚→大型魚と順番に食物連鎖によって物質循環が生まれ、自然界は成り立ちます。

 

それが本来もつ自然の力であり、「自分たちのことは自分たちでなんとかするよ」といった海の自浄能力みたいなものがそもそも備わっているのです。

 

つまりその中に「プラスチック等の人工有機物」や「人為的に流出した油」など、自然界の中では絶対あり得ない物質が突如放り込まれたらどうなるでしょうか?

 

生物たちは異物を処理する能力もなければ、ただの無能になってしまうのです。

 

分解できず環境が悪化し、汚染が進行していったとき、海に住む生き物たちはどんどん死の淵へ追いやられます。

 

 

4.赤潮の恐ろしさ

 

赤潮

植物プランクトン(大きさは数ミクロン~数百ミクロン)

色は赤の一色だけではなく、緑色や褐色系も存在

 

有機物の分解により、大量の無機物が生成されると植物プランクトンが爆増し、赤潮が発生。

(※工場からの排水は有機物をとくに多く含むことから赤潮の原因となりやすい)

 

単純に海面の色が変わるだけならまだよいのですが、魚介類を大量死させてしまう「有害種」になるとたちが悪い。

 

有機物が無機物に分解されるときに、海水中の溶けた酸素が消費されこの酸素が使いつくされてしまうと、酸素が欠乏し無酸素状態になります。

 

結果的に過去には、赤潮の影響で養殖ハマチが死滅し、70億円以上の被害が発生したことがあり、当時は赤潮被害に苦慮した漁業関係者も多かったそうです。

 

 

5.最近よく耳にする「SDGs」って何?

 

みなさんは「SDGs」という言葉を聞いたことや目にしたことはありますか?

この意味は、

 

「持続可能な開発目標」

国連によって定められた「Sustainable Development Goals」の略称です。

 

その中の目標14において「海の豊かさを守ろう」と掲げています。

 

目標14とは何なのか?

今日の地球は温暖化や生活用水や工業用水などによる海洋汚染により、海の環境や生物の生態系が非常に悪い状況へと加速しています。

 

つまりこのまま進むと本当にやばいのです‥‥

 

日本だけでなく世界中の漁業関連や観光関連など、経済発展していくことはもちろん大切なのですが、このまま推移でいくと大事な資源を保てなくなり目減りし、近い将来持続できなくなってしまうのです。

 

漁業おいては厳格にルールを定め、漁獲時期などを見つめ直し、捕りすぎないようしました。

 

全体ではまだまだ不十分ですが、その認証の証として「海のエコラベル」を貼ったものを私たち消費者のもとへ届けるのです。

 

結論から言えば、エコラベルが貼ってあるものを私たちが購入すれば、立派な海洋保全活動になります。

 

海洋資源はこの厳格なルールに基づいてさえすれば、持続的に資源はなくなることはないと言われているのです。

 

 

6.まとめ

いかがでしたか?

環境問題を一個ずつ理解していくことで、意識から行動が変わります。

 

最近「マイボトル」「マイバック」を使用している人が多くなりました。

 

一人ひとり「自分にできること」を探し、行動を起こしている結果なのですね。

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