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🌊 遠江に伝わる不思議な話 〜遠州七不思議〜【浜松編】🌊

 

ども!コンチャっす!WildSceneの広報担当あっきーです!

 

今回は前回、前々回『遠江に伝わる不思議な話 〜遠州七不思議〜』

【前編】【後編】に続いて【浜松編】を描いていこうと思います!

 

ここでは浜松4つ不思議とでもしましょうかねぇ!

浜松4つ不思議は遠州七不思議と違い『人』よりも『土地』や『風土』にルーツがあるものが多いようです!

その為より遠州の特色が出ているのも『浜松4つ不思議』の特徴かもしれませんね!

 

今回のは実際に『起こる現象もあるので興味がある方は実際行って見るのもいいかも!?

運が良ければ見れるかもしれませんよ!

 

それでは!どうぞっ!

 

 

topics

 

 


 

1・秘境にて悲恋の色をつける花『京丸牡丹』

 

京丸牡丹

 

昔、遠州の山中で迷った旅人が、たまたま京丸の里に辿り着きました。
疲労と空腹で瀕死の旅人でしたが、村長とその娘の介抱により、一命をとりとめました。

 

旅人は元気になると、恩返しのため畑仕事や薪割りを手伝いました。

 

 

 

 

そして、手伝いをしている中で、村長の娘と恋人になりました。

しかし村には「他村の者と結婚することを禁止する」という厳しい掟がありました。
村長は幸せになって欲しい気持ちと、村の掟の狭間で葛藤し、ついに掟の事を旅人に伝え、

2人を村から追い出してしまいました。

 

 

 

 

しかし安住の地を見つける事ができず、気田川で心中。

その魂が牡丹となり今でもその愛の大きさに違わぬ大きくそしてさまざまな色をつけた美しい花を咲かすそうです。

 

 

 

京丸牡丹とは、浜松市天竜区春野町小俣の川『京丸の里』の川沿いに、

7年、10年、また60年毎に咲くと言われる巨大で様々な色をつけた特殊な牡丹の事です。

京丸牡丹の大きさは、唐傘大と言われています。

(あくまで伝承で諸説あります。)

 

京丸とは?】

 

京丸(きょうまる)は、静岡県内の地名である。浜松市天竜区春野町小俣京丸。かつて、一部からは仙境視、秘境視され、伝承、風俗が民俗学者などの興味を引いた。享保年間に起きた洪水の際に、下流の石切村に流れ着いた椀が発見されるまでは、存在を知られていなかった隠れ里とされる。

 

 

京丸の里について】

 

京丸の里は、標高1,439mの京丸山にある村です。

1300年代から村は存在していましたが、1600年頃まで発見されなかった為「隠れ里」とも言われています。

 

京丸の里の歴史は、1300年代に京都から来た1人の男が、ここに住み始めたのが始まりです。

男の名前は、藤原左衛門佐(ふじわらさえもんざ)。

「平家の落人」や「南朝の落人」だったという説があります。

いずれにせよ京都から来た人だった為、京都の「京」の字を村の名前に入れ「京丸の里」としたそうです。

 

あっきー
あっきー
なんと京丸の里には 1930年まで人が住んでいたんだって!

その方の住んでいた家は、「京丸藤原家住宅」と呼ばれ今も残っているよ〜!

 

 


 

2・柳、繁は井伊谷の井戸『柳井戸』

 

柳井戸

 

柳井戸とは、覗くとまわりに生えていないはずの柳(ヤナギ)の影がうつる不思議な井戸の事。

 

直径 約90cmの円形で、井戸を覗いて約1.8mの所に水面がある大井戸だったそうです

「井戸の水面に柳が映ると、祟られる」という言い伝えがあります。

 

柳井戸の舞台「伊井谷」は、井戸や水の伝説が多く、「水の神」の住む土地とされています。

 

そして伝承には『祟られる』伝えられていますが、これにもまた『優しい話』があります。

 

【当時、井伊谷にあった大井戸に面白半分で近づき落ちる子供が多かったので、井伊谷に住む水の神が、井戸に柳を写す事で怖い噂を作り、子供を近づけないようにしたのです】

 

因みに井戸があった場所はわかっているのですが、まだ井戸自体はは発見されていません!

ここら辺は大河ドラマ『おんな城主 直虎』の舞台『井伊谷(井の国)』ですので、もし発見されれば歴史的なものになるかもしれませんね!

 

 

あっきー
あっきー
こっちの説が真実だと僕は思うなぁ!

 


 

3・遠州灘のマスコット!?『遠州灘の浪小僧』

 

遠州灘浪小僧

 

昔の話です。
その年はひどい日照りで、作物も不作が続いていました。
どうしたものかと思っていると、近くの草むらから、助けを乞う声が聞こえてきました。
 
 
 
声のする辺りを見ると、とても小さな子が、手を合わせておがんでいました。
名を波小僧という子供は、嵐でここまで流されてしまい海に帰れないと言いました 
すると優しい若者は海までだっこして行き、波打ちぎわにそっと置いてやりました。波小僧は何度もお礼を言いながら波間に消えていきました。
 

 

数日たちまたいつかの波小僧が現れました。
若者が日照りで困っていることを伝えると
 
それはそれは大変ですね。私の父は雨ごいの名人です。助けてくださったお礼に、雨を降らせてもらいましょう。これから先も、雨が降る時は東南の方角で、雨が上がる時は西南の方角で波の音を鳴らしてお知らせします」
 
 
波小僧はそう言うと、波の中へ消えていきました。
 
まもなく、東南の海から波の音が聞こえてきました。すると、たちまち雨が降り出し、いつの間にか、辺りの田んぼは水でいっぱいになりました。
 

浪小僧(波小僧)は、遠州灘に住む妖怪で海底から太鼓を鳴らし天気を教えてくれるので、遠州灘の漁師達から可愛がられていました。

 

遠州の波の音は、「どごごごごごご」という地鳴りのような独特な音。

これは、「海鳴(うみなり)」と呼ばれ、海底で浪小僧が太鼓を鳴らしている音と言われています。

 

あっきー
あっきー
海鳴りが、南西から聞こえれば「晴」、南東から聞こえれば「雨」言われ、遠州の漁師達は 浪小僧の太鼓の音を頼りに、漁に出るかを決めていたんだって!
 

 
4・7年に一度の奇跡『地の平の幻池』
 

「池の平の幻の池」は、浜松市天竜区水窪町の山奥に、約7年周期で姿を現す池の事。

20日前後で消えてしまう為、幻の池と呼ばれています!

 

この池は「竜の寝床」とも呼ばれ、「桜が池(前崎市)」に住む龍が「諏訪湖(長野)」に行く途中に休息の為、水を湧かしていると言われています。

 

その幻の池の画像がこちら!↓

 

幻想的ですね!!!

 

あっきー
あっきー
僕もいつかみてみたいなぁー!

 

 


 

5・まとめ

 

今回で『前編』『後編』『浜松編』3編のラストになりますが、いかがだったでしょうか??

 

遠州には不思議でそれでいてどこかほっこりするような伝承が数多くありました。

その物語や伝承の1つ1つが僕たちの住む『遠州』を表現しているんじゃないかなぁと僕は感じました!

 

不思議で懐かしい素敵な伝承を僕らも語りつでいきたいですね!

 

またこんな記事が書けたらと思っておりますので、また読んでやってください!

 

それでは!また次の記事で!バイバイ!

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