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【SDGs】SDGsの最新版『SDGsアクションプラン2022って何?』【2022年】

 

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  • – Sustainable Development Goals –
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こんにちは。

最近どんどん身近な事になってきたSDGs。

ニュースや、街の広告、企業の宣伝でもSDGsを目にすることが増えてきました。

 

我々もたびたび取り上げているのですが、

今回はその中でも日本における最新のSDGs

 

『SDGsアクションプラン2022』

 

を皆さんにご紹介していこうと思います。

 

日本におけるSDGsは2030年の目標達成に向けて日々アップデートしたプランを

毎年出しているのですが、SDGsアクションプラン2022はその名の通り、

2022年の最新のプランニングになります。

 

そもそもアクション2022とはなんなのか?

では一体どんなことが変更されたのか?

どんなことを優先的に行なっていくのか?

 

を皆さまに説明していきたいと思っているので、最後までお付き合いいただけたら幸いです。

 

 

目次

 

 

 

 

 

・SDGsアクションプラン2022って?

 

『SDGsアクションプラン』は日本政府が取りまとめたもので、”何を推進していくか” ”何を優先的に取り組んでいくか”などが示された方針です。企業や団体が各々の方針を決めていく『基礎』の役割をはたしています。

 

 

概要

 

SDGs アクションプランは、SDGs 実施指針に基づき、2030 年までに目標を達成するために、「優先課題 8 分野」において政府が行う具体的な施策やその予算額を整理し、各事業の実施による SDGs への貢献を「見える化」することを目的として策定するものである。

(SDGs アクションプラン 2022/「SDGsアクションプラン2022」の重点事項)

 

生まれた理由

 

SDGsは2015年9月、「ミレニアム開発目標(MDGs)」の後継として策定されました。

それに向け日本も2016年5月、全閣僚を構成員とする「持続可能な開発目標(SDGs)推進本部」を設置し、「SDGs実施指針」を策定します。

 

そしてこの「SDGs実施指針」には達成に向け優先すべき課題が8つ公表されています。この8つの優先課題に対する具体策として策定されたのが、SDGsアクションプランです。

 

「SDGsアクションプラン2022」では、『5つのP』に基づいて8つの優先課題に対する取り組みを行なっています。

 

 

次の項ではこの『5つのP』について解説していこうと思います。

 

 

 

2・『5つのP』とは?

 

【5つのP=SDGsの目指す世界

 

1・People(人間)

2・Prosperity(繁栄)

3・Planet(地球)

4・Peace(平和)

5・Partnership(パートナーシップ)

 

上記の5Pは「アジェンダ2030」にも掲げられ、SDGsの17の目標に振り分けられるようになっています。「2030アジェンダ」は2030年までに成し遂げるべき行動指針のことを指し、その中にある「5つのP」は、SDGsが目指す社会の大まかなキーワードとなっています。

 

 

 

3・8つの優先課題

 

では「8つの優先課題」とはどんなものがあるのでしょうか?

前項で説明した「5のP」と照らし合わせながら説明していきます。

 

 

8つの優先課題

 

・People(人間)【感染症対策と未来の基盤づくり】

(1)あらゆる人々が活躍する社会・ジェンダー平等の実現
(2)健康・長寿の達成

 

・Prosperity 繁栄:成長と分配の好循環
(3)成長市場の創出、地域活性化、科学技術イノベーション

 

・Planet 地球:地球の未来への貢献
(4)持続可能で強靱な国土と質の高いインフラの整備
(5)省・再生可能エネルギー、防災・気候変動対策、循環型社会
(6)生物多様性、森林、海洋等の環境の保全

 

・Peace 平和:普遍的価値の遵守

(7) 平和と安全・安心社会の実現

 

・Partnership パートナーシップ:絆の力を呼び起こす
(8) SDGs 実施推進の体制と手段

 

 

 

4・前年からの変更点

 

2021年のアクションは「感染症の流行」により、それまでの取り組みより

少し慎重な運びとなった特徴があります。

 

それを踏まえ2022年のアクションは、新型コロナウイルス感染症の拡大によるSDGs達成に向けた取り組みの遅れを考え、『よりよい復興』に向けて取り組む必要があるとして、「感染症対策」が重点事項に加えられるようになりました。

 

SDGsアクションプラン2021

 

1.感染症対策と次なる危機への備え
2.よりよい復興に向けたビジネスとイノベーションを通じた成長戦略
3.SDGsを原動力とした地方創生、経済と環境の好循環の創出
4.一人ひとりの可能性の発揮と絆の強化を通じた行動の加速

 

2022年のアクションプランの特徴

 

「5つのP」に基づいて「8つの優先課題」が関連づけて文章化されているのが特徴です。

今まではSDGsとの深い関わりを明確化していなかったところを、『見える化』する事によって世界との共通課題であるとはっきり示したものとなっています。

 

 

 

5・内容を簡単に説明!

 

People(人間)【感染症対策と未来の基盤づくり】

 

(1)あらゆる人々が活躍する社会・ジェンダー平等の実現

 

喫緊かつ最優先の課題として、新型コロナウイルス感染症対策への対応が示されています。
また女性活躍・男女共同参画の取り組みとして女性デジタル人材の育成、「生理貧困」への支援、女性の登用目標達成、女性に対する暴力の根絶など女性活躍・男女協働参画を推進すると記されています。

 

(2)健康・長寿の達成

 

コロナ禍で「ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)」の重要性も見直されています。UHCとは「すべての人が、適切な健康増進、予防、治療、機能回復に関するサービスを、支払い可能な費用で受けられる」状態を意味します。

 

Prosperity 【繁栄:成長と分配の好循環】

 

(3)成長市場の創出、地域活性化、科学技術イノベーション

 

数の地方公共団体が連帯して実施する脱炭素やデジタル化に関する取り組みに対しても支援を行うと記され、補助金や助成金などで国が後押しすると捉えることができます。

 

地域が抱える人口減少・高齢化・産業空洞化などの課題を解決するため、世界最先端のデジタル基盤の上で、自動配送、ドローン配送、遠隔医療、教育、防災、リモートワーク、スマート農業などのサービスを実装していくとあります。

 

Planet 地球:地球の未来への貢献

 

(4)持続可能で強靱な国土と質の高いインフラの整備

 

世界経済の発展に際し「量」だけではなく「質」の伴ったインフラ投資が世界及び日本の経済成長に不可欠であることから、2019年にG20財務大臣・中央銀行総裁会議で承認されたもので、①インフラの開放性、②透明性、③ライフサイクルコストから見た経済性、④債務持続可能性などが重視されています。

(5)省・再生可能エネルギー、防災・気候変動対策、循環型社会

 

2050年のカーボンニュートラル、また2030年度の2013年度比で46%排出削減の実現からさらに50%の高みに向かうため、再エネ最大限導入のための規制の見直しとクリーンエネルギー分野への大胆な投資を進めるとされています。

 

食品ロスに関しては、2030年までに2000年度比で半減となる489万トンまで低減することを目標とすると記されています。

 

(6)生物多様性、森林、海洋等の環境の保全

 

日本は、これまで海洋プラスチックごみによる新たな汚染をゼロにすることを目指す「大阪ブルー・オーシャン・ビジョン」の実現を目指し、対策や国際的な議論を主導してきました。これを踏まえ、2022年2月の国連環境総会で海洋プラスチックごみ対策について国際約束づくりの開始を目指すとしています。

 

Peace 平和:普遍的価値の遵守

 

(7) 平和と安全・安心社会の実現

 

人類同士、また人類と地球がより「連帯」していくことが求められていることを強調する内容となっており、この報告書の議論を支援するとともに、人間の安全保障に関する議論を推進していくとしています。

 

Partnership パートナーシップ:絆の力を呼び起こす

 

(8) SDGs 実施推進の体制と手段

 

2023 年の SDGs実施指針改定も念頭に、2022 年中に幅広いステークホルダーとの意見交換を進め、SDGs 達成に向けた取り組みを加速していくことが新たに加えられています。

 

 

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