【救命胴衣】つけてて良かった!ライフジャケットで守られた命【体験談】
こんにちは!
皆さんは海に出かけていますか?
釣りやマリンスポーツなどとアクティビティが非常に多い海。
しかしその反面危険が付き纏うことはこのブログでも度々、発信してきました。
実際、水難事故も増えており2022年は死者・行方不明者228人と、前年と比べ16人増。
水難事故も1,395件と前年に比べ55件増となっております。
日々のニュースでも『釣り人が転落して海に落ちた』『増水により川で溺れた』など。
数々の水難事故が報じられています。
釣りや水辺のレジャーは楽しい反面危険がつきものです。
しかし、しっかり準備と対策をすれば安全に遊ぶことができるのです。
死者が出るとどうしてもそのイメージがつき、危険なものと思われてしまいます。
そんなことはないのです。
そこで今回は「ライフジャケットに救われた命」をテーマに
ライフジャケットを着用したことで助かったという体験談を紹介していこうと思います!
これを読んで、水辺の危険さとライフジャケットの必要性を感じていただけたら嬉しいです。
それでは最後までお付き合いいただけたら幸いです。
目次
case1・高波に飲まれ4時間漂流 |
case2・自分が溺れるなんてあり得ないと思っていた |
case3・転覆して妻が波に流されて |
case4・海中に転落する際、足を骨折して |
case1・高波に飲まれ4時間漂流
三重県の沖磯に釣りに出かけたのAさんの体験談
【1】
その日は数日続いた雨は上がり、晴天でした。
しかし、低気圧の影響で強いうねりが残る状態でした。そのせいで目当ての磯には上がることができず、波の影響が強い足場のポイントで釣りを始めることに。過去に何回か同じ場所での釣り経験があると甘く見ていたのが今回の事態につながることになります。
【2】
準備を終え切り立った岩を乗り越え沖に向かうAさん。
その岩を軽々超える波を目の当たりにしたAさんは
「釣りどころではない!」と断念を決意します。しかし、時すでに遅し。寄せる波に足を取られ、引き波に身体を海に引きづられてしまい、沖に払い出されてしまいました。
【3】
「終わった」
そう思いましたがライフジャケットを着用していたことにより、体を安定して浮かせることができました。浮いていられることにより、「見回りの船が来るまでは、何としても持ち堪えよう!」という気持ちが起こり、助かる手段を探りました。
【4】
泳いで磯まで戻ろうとするもうまく泳げず断念。
スマホで緊急連絡を期待するも電波がなく断念。
どうしたもんか。と思っている中、昔釣り仲間の教えてもらった言葉が浮かびます。
「万一、落水した時は、磯に戻ろうとせず、沖の方で船が助けてくれるまで、浮いて
おくようにするんだよ。」と。
その教えに倣い、浮いて待つ事に。
落水して、4時間ちかく立った午前9時30分ごろ、頭上にヘリが・・・。
【5】
必死にロッドを握った手を振って、助けを求めました。
やがてヘリが旋回して「大丈夫!助けに来たぞ!」との声。
そう思うと船が近づいてきて、一瞬で身体を海から引き揚げ、救助されました。
【6】
そこから適切な処置を受け病院に搬送されたそうです。
低体温と海水を飲んだ影響による軽い肺炎とのことで、暫く入院する事になりました。
幸いな事に、磯場で転がった事による身体への大きな怪我は無く、左手を少し切った程度でした。
【まとめ】
ライフジャケットを着用していたことにより、「浮いている」という選択肢が生まれ
それが救助につながったことが考えられます。もちろん運にも恵まれていましたが、
ライフジャケットなしで4時間浮くことは考えづらいですね。
case2・自分が溺れるなんてあり得ないと思っていた
泳ぎが上手な人でもライフジャケットが必要と考えさせられる体験談
【1】
友達の夫婦に誘われ家族で川遊びに行くことになったTさん。
友達夫婦は子供の頃から川で遊んでいて、泳ぎもプロ級。当日は子供達に泳ぎを教えていました。
Tさんはその日後から合流する予定で、子供達にはライフジャケットを着させていたが、「自分は泳ぎもできるし溺れる心配はないから大丈夫だろう」と水着のままで川に入ることにしました。
【2】
現地につき、みんなのいる対岸に川を横断して渡ろうとした時に事件は起きました。
先入観で「子供達が渡れたんだからから深い場所はないはず」と思い歩き出したTさん。
最初は少し深くなる程度で、想像より冷たい水に慣れようと平泳ぎをしていました。
そして、少し休もうとたとうとしたその時、一気に体が沈んでいったのです。
【3】
予想だにしない事態に驚き咄嗟にクロールをしようとしたのですが、軽いパニック状態になっており
普段なら簡単にできる正常な行動が取れない。泳げるはずなのに泳ぎ方がわからない。
方向もわからないし、泳ぎ方もぐちゃぐちゃ。「足をつけたい!」しか考えられなくなりました。
【4】
一瞬パニックになったTさんですが、幸いにも「そうだ浮こう!」と閃き実行。
おかげで間一髪元の場所に戻ることができました。後からわかったのは「川は『浅い』と『深い』が本当に極端に切り替わる」ということ。ちなみに今回の川は、特定の場所だと深さが4~5メートルあると教えてもらったそうです。
【5】
大人だから大丈夫。泳げるから大丈夫。はパニック状態では通用しないことがわかりました。
にとはパニックになると水深50cm程度でも溺れてしまうことがあるようです。
今回も「浮く」選択肢をとれたことで難を逃れました。パニックになっても浮いてくれるライフジャケットの必要性が感じられるエピソードですね。
case3・転覆して妻が波に流されて
ライフジャケットがなければ大切な人を助けられない可能性も
【1】
時化のため、操業を切り上げ帰港中の漁船が、羅臼沖合いで船内に海水が入り込み、バランスを崩し転覆、船長と船長の妻が海に投げ出された。当時は、風速20メートル、波の高さが3メートル、海水温度8度と過酷な状況下で、2人は、救助に来た仲間の漁船に助けられた。
【2】
当時は、かなり時化ていて、船内に水がどんどん入り、仲間の船に救助を求めて間もなく、船が転覆して海に投げ出されてしまいました。しかし、2人ともライフジャケットを付けていたため、浮くことができ、波で流されかけていた妻を転覆した船まで引き寄せ、救助を待ちました。
【3】
時化の中、辺りは真っ暗で、寒さで体が震え、とても不安でしたが、ライフジャケットを着ているのだから、そう簡単には死なないと思えたので、大変心強かったです。
【4】
ライフジャケットを着用することでことが起きた時「大丈夫」と思えたり、余裕ができることで
パニックにならずに済む精神的要因も大きいのかもしれませんね。
case4・海中に転落する際、足を骨折して
【1】
稚内沖合いで漁具を海中へ投入する際、乗組員1名が漁具に挟まれ、漁具と共に海中へ転落する事故が発生した。この乗組員は転落する際、足を骨折をしたため、泳げる状態ではなかったが、ライフジャケットを着ていたので、浮くことができ、同船で作業中の船長へ助けを求め無事救助された。
【2】
私は泳ぎにあまり自信がないので、漁に出る時は必ずライフジャケットを着用しています。
いつも行っている作業中に、左足首付近が漁具に挟まり、そのまま海中に引きずりこまれました。
【3】
漁具に挟まれた左足首が骨折してぶらぶら状態となったため、漁具が外れライフジャケットのおかげで海上に浮上出来ましたし、その後も、足首を骨折した状態(上下カッパ・長靴着用)では、ライフジャケットが無ければそのまま浮いていることなど到底無理なことでした。
あらためてどのような状況でも体を浮かしてくれるライフジャケットの力に感謝しております。
【4】
ライフジャケットがなくても浮ける。流れが穏やかだから大丈夫。と思っていても、上記の人のように骨折をしたら体が動かず、なす術なく沈んでしまいます。その可能性を限りなく少なくしてくれるのがライフジャケットなんですね。
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