〜海洋ゴミ編〜
皆さんこんにちは!
前回は大きく海洋汚染について書きましたが、今回はテーマを絞って
『海洋ゴミ』について潜っていこうと思います!
『何をすれば海が綺麗になるのか』『その為にはどうすれば良いのか』
についても書いていこうと思うのでぜひ最後まで読んでいただけたら嬉しいです!
今回のtopics
1・海洋ゴミとは? |
2・原因とゴミの内訳 |
3・ゴミはどこから来るの? |
4・海への影響と今の現状 |
5・このままだと未来の海はどうなるの? |
6・今行われている対策と僕らが出来る事 |
7・まとめ |
1・海洋ゴミとは?
海岸に打ち上げられたごみは、『漂着ごみ』といわれます。
そのほか、海面や海中を流れにのって漂っているものを『漂流ごみ』
海底に沈下して堆積したものを『海底ごみ』
そしてこれらを合わせて『海洋ごみ』と言います。
この海洋ゴミはプラスチックごみだけをとっても、世界に合計1億5,000万トン以上の量が存在していると言われていて
毎年約800万トンで、これはジャンボジェット機にして5万機相当と同じ量になり、それが毎年新たに流れ出ていると考えられています。
美しい海が消える。これは、遠い未来の話ではなくすぐ側の未来の話だと思うのです。
じゃあ海洋ゴミはなんで増えているのかとそのゴミの内訳を書いていきましょう!
2・原因とゴミの内訳
海洋ゴミが増え続けている原因になる一番は悲しいですけど
僕ら一人一人のモラルの低下なのは否定できない事実だと思うんです。
『捨てない』『溜めない』『放置しない』ができていればこんな事になってないかもしれません。
実はある種類のゴミが増えてきたこともその原因の一つと言われているんです。
そのゴミが『プラスチックゴミ』です。
プラスチックはその利便性から毎年生産量が増加していて、僕らが手にする商品のほとんどにプラスチックが使われているのです。
上の図が海洋ごみの種類
釣り糸や漁網などの海で使う道具の他、ペットボトルやレジ袋といった 日常的に使う物が多く
中でも、一度海に流れてしまうと半永久的に 分解されることのないプラスチックごみが 世界的に問題視されています。
そしてゴミは一回廃棄されたら分解されるまでにものすごい時間が必要らしいのです。
上の図が各種類のゴミが分解されるのにかかる時間です。
プラスチックは分解されてもマイクロプラスチックと言って小さくなるだけで半永久的に消える事は無いと言われています。
(マイクロプラスチックとは直径5ミリメートル以下の小さなプラスチックのことをいいます。)
(※マイクロプラスチックについては別記事で詳しく取り上げるつもりなので是非チェックしてね!)
じゃあそのゴミはどこから来ているのか調べていきましょう!
3・ゴミはどこから来るの?
海洋ごみと聞いて思い浮かぶのは、レジャー客などが捨てたポリ袋やペットボトルなどが一般的ですが、海辺で捨てられたものだけが海洋ごみになるわけではないと言われています。
海のごみはどこから来るのか?そして誰が捨てているのか?
もちろん海でレジャーを楽しんだ人がごみをそのまま捨てて帰る“置き捨て”もあるのですがそれが海洋ごみの全てでは無いのです。
- ・海岸への置き捨て
- ・ポイ捨てなどの不法投棄
- ・船からの投棄
- ・海上の貨物や漁具
- ・別の海岸からの漂着
- ・水路や川の上流域から
- ・ごみ置き場の管理不十分
・生活圏からの漏れ出し
などもあります。
そして実はこの海洋ごみの7~8割は町(陸)からのごみとも言われています。
町に捨てられたペットボトルや空き缶などが、川や水路を伝って海に流れ着きますよね?それが世界中に広がっていくのです。海洋ごみの問題は、日本だけでなく世界中の問題ですね。
そして今その影響が海に出始めているんです。
4・海への影響と今の現状
(太平洋ゴミベルトでボートを漕ぐ人)
皆さんは『太平洋ゴミベルト』という海域を知っていますか??
この太平洋ゴミベルトは海流等の影響により世界中のゴミが流れ着く海域と言われていて、なんとこの海域は日本列島の4倍の面積があると言われています。
海洋生物への被害も甚大で、プラスチックをクラゲが誤飲することで海洋食物連鎖にプラスチックが取り込まれ、結果、鳥やカメの胃の中にプラスチックが行き着くことになります。
実際太平洋ゴミベルトで見つかったウミガメの胃の内容物の74%が海洋プラスチックだったといわれています。
そしてこれは海上に限ったことではないのです。
海岸にも同様ゴミが溢れ、綺麗な海はなくなっていき、観光としての価値がなくなってしまうかもしれませんし、ウミガメの産卵できる場所が無くなってしまうかもしれません。
ではこのままいくと、具体的に未来の海はどうなってしまうのか知っていきましょう!
5・このままだと未来の海はどうなるの?
「海洋プラスチック」2050年の予測
現在、海へ流入している海洋プラスチックごみは、アジアからの発生によるものが、全体の82%を占めると言われています。
このまま何の対策をしないままだと、この海洋プラスチックの問題も、今後さらに拡大すると考えられています。
2050年にはプラスチック生産量はさらに約4倍となり、それに応じた海洋へのプラスチック流出の拡大により、「海洋プラスチックごみの量が海にいる魚を上回る」というショッキングな予測を発表しています。
この様な事にならない為にも、僕らは『対策』し『予防』そして『改善』していかなければならないのです。
では、現状でしている対策と『僕らが今出来る事』を知っていこうと思います!
6・今行われている対策と僕らが出来る事
今、日本の政府が『未来を変える』為に行っている行動を簡単にまとめてみました。
・必要なモノ・サービスを、必要な人に、必要なときに、必要なだけ提供するという取り組み
これをする事によって、余分なプラスチックを作らずに今あるものでリサイクルしていこうという試みがあり、この中にはプラスチックをどうすればより効率良く処理出来るのかとかどうすれば環境再生出来る為の取り組みが出来るのかも盛り込まれています。
・プラスチックの有効利用を前提としつつ、海洋の新たな汚染を生み出さないため取り組みを徹底していく
これはプラスチックごみの回収から処理を徹底いして、ポイ捨てや不法投棄、海洋流出を防ぐと共にすでに流出したプラスチックごみの回収にも取り組む活動です。
それだけでなく、海洋に流出しても影響や負担が少ない素材の開発や、その素材への転換などを推進していく取り組みも進められています。
日本も少しでも海を綺麗にする為に少しずつ頑張っているんですね。
じゃあ僕らに何が出来るのかみていってみましょう!
僕らがプラスチックゴミを減らすための『3R』
3Rって?
・リデュース(Reduce)
例)買い物へ行く時はマイバッグを持参し、レジ袋の使用を減らす。(ごみを減らす)
・リユース(Reuse)
例)洗剤やシャンプーなどの詰め替えを利用し、本体ボトルを再度使用する。(再利用)
・リサイクル(Recycle)
例)資源の再利用ができるよう、ごみの分別などに協力をする。(再資源)
特に廃プラスチックの半数を占める、「包装・容器類」をリデュースすることが有効です。
一人ひとりのプラスチックごみ削減量はわずかかもしれませんが、それが積み重なることで解決へと繋がります。
- ・レジ袋をもらわなくていいようにマイバックを持参する
- ・小分けにするポリ袋の使用を控える
- ・タンブラーなどマイボトルを持参し、プラスチック容器の使用を減らす
- ・プラスチック製のスプーンやフォークをもらわず、マイ箸やマイスプーンなどを常備する
- ・プラスチック製ストローの使用を控える
- ・繰り返し使える詰め替え用ボトルなどを購入する
- ・ラップの使用を減らすためにも、タッパーやふた付きの容器などに食品を保存する。
- ・レジャーや屋外などで出るごみは分別して、必ず持ち帰る
- ・ごみが溜まりやすい河川敷や海岸などの清掃活動に参加する
- ・ごみのポイ捨てや不法投棄はせず、所定の場所や時間に分別して捨てる
- などがあります!
7・まとめ
どうでしたか?皆さんにあった『取り組み』が見つけられましたか?
皆さんのほんの少しの行動で未来は変わるかもしれません。
もし少しでも皆さんの中に『何かしたい』という気持ちがあれば、明日から行動してみてはいかがでしょう!?
その気持ちが『明日を変える第一歩』かもしれませんよ?
これからもっと具体的な取り組みなんかも書いていこうと思ってるのでまた機会があれば読んでいただけたら嬉しいです!
次の記事は『生活排水』について深掘りと対策を書いていこうと思います!
では皆さん次の記事で!
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