脱プラの為に色んな国がしてること!
こんにちは!前回は脱プラスチックの動向(リンク)をカテゴリー別に紹介させていただきましたが、今回は『国』に絞って深掘りしていきたいと思います!
今プラスチック問題は日本を初め各国も非常に頭を悩ませている問題です。
それはもちろんフィッシンググッズやマリンレジャーグッズを取り扱っている
我が社『wild Scene』においても他人事ではありません。
プラスチックゴミは最終的に海に流入して『景観を汚し』たり『海洋生物』に甚大な被害を与える可能性があるからです。
我々は『海に生かしてもらっている』立場なのでこれを黙ってみているわけにわいかないのです。
なので我々も情報を発信して注意喚起出来たらと記事を書かせてもらっています!
今世界のプラスチック対策は『SDGs』(長期的な開発目標)を基盤にに各国で様々な取り組みが行われています。
その中で中心的な取り組みの基本理念が
・リデュース(ゴミを減らす)
・リユース(再利用)
・リサイクル(再資源)
からなる3Rです!
長期的に3Rを継続していくことでプラスチックの使用量を抑え新規製造を抑制し古資源から新資源を作ると、非常に理に叶ったプランニングですね!
では各国が『長期的な3R』に向けてどんな取り組みをしているのかみていきましょう!
topics
EUでは『EUプラスチック戦略』という方針が打ち出されています。
【EUプラスチック戦略】
1・プラスチックリサイクルの経済性と品質の向上
2・プラスチック廃棄物と海洋ゴミ量の削減
3・サーキュラー・エコノミーに向けた投資とイノベーションの拡大
4・国際的なアクションの醸成
上記の戦略を用い先進国の中でプラスチック問題に積極的で大きい成果をあげているのがEUです!
では4つの戦略を詳しくみていきましょう!
1・プラスチックリサイクルの経済性と品質の向上
・2030年までに全てのプラスチック容器包装をリユース・リサイクル可能にすること。
・再生プラスチックの品質基準の設定。
・分別・収集・選別のガイドラインの発行。
上記のようなリサイクルを通じて経済性と品質の向上を目指す方針です!
2・プラスチック廃棄物と海洋ゴミ量の削減
使い捨てプラスチックに対する法的措置、海洋ゴミのモニタリング・マッピングを行いプラスチックの用途特定
マイクロプラスチックの意図的添付の制限などを行いプラスチックゴミと海洋ゴミの削減を行う方針です!
3・サーキュラー・エコノミーに向けた投資とイノベーションの拡大
この政策は『経済循環』を意味し『製品を可能な限り長く保ち維持することで廃棄物を最小限に抑える方針です!
これは『消費者』に限らず『生産者』も壊れにくく長持ちする製品を提供することも意味します!
これによりEUでは既に『6000億ユーロ(約77兆円)のコスト削減』やEU圏内の年商8%アップ、温室効果ガスの2〜4%削減などの効果が出ています!
4・国際的なアクションの醸成
EU圏内だけが成果を出しても海洋全体の状況を改善することはできませんので、各国に対する国際行動の要請や支援などをしていく方針です!
アメリカは使い捨てプラスチックゴミの排出量が世界第1位の国なんです。
排出量はそこまでではありませんが、対策をしなければいけないのは確かなんですね。
今アメリカでは再生材利用促進のため再生プラスチックの比率の記載の義務づけ、環境配慮製品配達の為のシステムである『包括的物品配達ガイドライン』『バイオプリファードプログラム』を元にプラスチックを再利用する取り組みを進めています。
またプラスチックを原料とするストローやマドラーを禁止する法案を可決した州もあります。
【マイクロビーズ除去海域法】
アメリカでは上記の法がオバマ政権下で2015年に可決されました。
これによりマイクロビーズ入りの洗顔料や歯磨き粉の製造や販売の禁止が義務付けられています。
さらにカリフォルニア州ではレジ袋の提供の禁止、マイクロビーズなどを全面禁止する法案を制定しました。
これまで中国は安価で輸入できる廃プラスチックを再利用することでプラスチックを大量に製造してきました。
それもあり海洋プラスチックゴミの排出量世界第1位は中国になってしまったのです。
これを是正するため、中国をはじめとするアジア諸国では廃プラスチックの輸入規制が次々と行われてきたのです。
『個体廃棄物輸入管理制度改革実施案』
中国が公表した上記の案によるとこれまで輸入してきた廃プラスチックなど環境への危害が大きい『固体廃棄物の輸入を2017年末で禁止』するとともに、2019年末までに『国内資源で代替可能な固体廃棄物の輸入を段階的に停止』すると発表しました。
実施案前は世界で発生した廃プラスチックの7割程度は中国から出たものとされてきましたが実施案後は月60万トンだった廃プラスチックは月3万トンまで減少しました。
その他にも回収方法や廃棄方法を見直すことによって回収率を高め、中国からの廃プラスチック排出量は激減したのです。
タイでも輸入規制がなされています!
『廃プラスチック』と『電子廃棄物の制限』をしており、取り締まりの強化と新規輸入許可手続きの停止をしており、廃プラスチックの輸入一律禁止をする方針で2018年から取り組みをしています。
このように世界各国で『脱プラスチック』や3Rが徹底して行われているんですね!
EUや中国などは明確な数字として結果を出していることもあり、『脱プラスチック』先進国といっていいでしょう!
我が国『日本』も色々な政策や取り組みはしているのですが、世界からは『大幅に遅れている』『足並みが揃っていない』といった意見もあるのです。
次の記事では『日本が脱プラ問題で世界から大幅遅れになってる理由』を今日本がしている政策とともに記事にしていこうと思います!
ではまた次の記事で!
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