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🐟 外来魚=悪では無い❓意外と知らない『外来魚の本当の問題点』

 

 

 

 

来魚=悪ではない。 本当の外来魚問題

 

 

こんにちは。

 

最近、ネットニュースで

 

”本来アフリカで生息している熱帯魚『シグリット』が日本で大量発生している”

 

というニュースを見つけました。

 

情報ソース【まいどなニュース】 https://maidonanews.jp/article/14624053

 

その原因は

飼っていたものを誰かが捨てたから』。

 

どうやらこの『シグリット』という熱帯魚

攻撃性が高いマウスブルーダーで(口の中で子育てをする)

日本の魚が対抗できていないらしく、

ものズゴイ速さで『繁殖』していっているのだとか。

 

同じケースの事例が沖縄や別府など全国各所で報告されていて、

元々そこに居る魚や虫などを食べてしまっているそうです。

 

うんうん。

でも、この記事について一番最初に思ったことは

 

–『そもそもなんで熱帯魚が川に住めるん?』–

 

という事。熱帯魚はその名の通り熱帯に住んでいる魚で

ある程度の水温(26度程度)がないと定着できないわけなんですが。

 

どうやらその水路、

 

”浄水所で下水を浄化した高度処理水が流れていて

通年で水温が20度以上に保たれている”とか。

 

個人的な意見ではそれもどうなんかな。

と思うところではありますが。

 

もちろん、捨てる人が一番ダメなのは大前提で!

 

しかし、この様に悪い印象を保たれている『外来種』。

でも実はそれだけじゃ無いんです。

 

私たちの知っている、あんな魚やこんな魚も実は在来種で、

その魚は人間に恵みをもたらしてくれたりして。

 

だから『外来種』=悪。ではなく。

何が悪で何が善なのか。

この記事を読んで知っていただければいいなと思っております。はい。

 

それでは、最後までお付き合い頂けたら幸いです。

 

目次

 

 

 

・意外と知らない外来魚の種類

 

そもそも『外来魚』とはなんなのでしょう?

 

–『外国から持ち込まれた魚なんちゃうん?』–

 

そう思う人も多いと思います。

僕もそう思って今いたし。

答えは『ノン』です。

 

実は外来魚は

 

”『国外外来魚国内外来魚人工改良品種』”

 

3つが存在します。

 

ではそれぞれどんなものなのか?

説明していきたいと思います。

 

国外外来魚

 

まず『国外外来魚』

その名の通り”日本以外の国から持ち込まれた外来魚”ですね。

これが誰もがイメージする外来魚では無いでしょうか?

 

【代表的な魚】

 

ブラックバス・ブルーギル・ソウギョ・アリゲーターガーなど。

 

国内外来魚

 

お次は『国内外来魚』

これは日本国内の固有の場所に生息する魚を別の場所に移すことで発生する事案です。

 

有名な例を例えに出すと ”ナマズ” です。

元々、ナマズは関西地方にしか生息しない固有種でした。

それが関東地方に広まって、今や日本全国に広く分布しています。

このことからナマズは ”関東地方では外来種” という扱いになるのです。

 

【代表的な魚】

 

・ナマズ・コイ・フナ・オイカワ・アマゴ・ヤマメなど。

 

人工改良品種

 

最後は近年増加している第3の外来魚『人工改良品種』です。

これは科学的あるいは人為環境的に交配して生まれた品種です。

 

諸説ある話ですが、日本各地の川や池にみられる『コイ』。

上記で国内外来種と説明しているのですが、このなかの『ヤマトゴイ』は

『人工改良品種』と言われているのです。

 

そもそも日本にいるコイは日本原産、ドイツ産、中国産と幅広く、

こういった背景には『昔の日本人が”鯉の泳ぐ清流”を目指し意識的に放流してきた』

ことがあると言われています。

 

【代表的な魚】

 

鯉・金魚・ヒメダカなど。

 

 

 

実はこんな魚も外来魚

 

外来魚の定義が大体分かったとことで

次は『実は外来種だった魚』をご紹介していこうと思います。

これを知ると、外来魚=悪という単純な話ではないな。と思わせられます。

 

ニジマス

『ニジマス』はアメリカ、カナダ、ロシア、メキシコ由来の外来種です。

しかし、ニジマスは養殖が簡単で、釣り人にも人気。おまけに味も良い。

日本に多大な経済効果を生み出している川魚です。

 

しかし、別の側面では侵略的外来種ワースト100に入っていたり、イワナやアマゴの産卵床を掘り返してしまったりと生態系に与える影響は甚大。

 

『どちらを取るか』では無いですが、この問題に対しては

みんなが自分自身の意見を各個人で持つことが大事だと強く思います。

 

錦鯉(ニシキゴイ)

日本の雅の象徴とも言える『錦鯉』も実は、

『人工改良品種』です。鯉も川の大切さや生き物の大切さを子供に教育するために、

役立つ反面、強い雑食性から、生態系に影響を与えてしまっている一種なんです。

 

ワカサギ

ワカサギも『国内外来種』です。

実は元々海とかわを行き来する魚。

それが『湖』に留まり生態系を築いたのが今の形になります。

ワカサギもアユと同じ動物プランクトンを捕食するため、

生息量によっては餌の食い合いになり、アユの生息に影響を及ぼす可能性があります。

 

 

 

・外来魚の問題点

 

上記に挙げたように問題がないように見えても

 

”実は水面下で問題が起きているケースが多い”

 

外来魚問題。

 

では、どんなことが問題なのか?

ここでは代表的なものを挙げていきます。

 

・在来生物を食べてしまう為、生態系に影響を及ぼす。
・近縁の在来生物と交雑し雑種が生まれる可能性が高い。
・在来生物の生育環境を奪って、繁殖してしまう。
・在来生物の餌を食べてしまう事で、在来生物が減少してしまう。

 

特に、ブラックバスや鯉など、

有名なものは『個体数が多い』ものが。

それは繁殖力と生存力にたけ、他の種よりを淘汰しているからです。

 

ただ、ある側面では商業的、あるいは経済的に

役立っている面もあり一概に『害しかない』と言えな状況があります。

 

 

 

4・外来魚と上手に付き合っていくために

 

ここまで紹介してきた『外来魚』なのですが、

 

”善の側面と悪の側面がある”

 

事をわかっていただけたと思います。

 

例えば

ブラックバス】

雑食性の高さから生態系を乱す存在

だが、バスフィッシングは一大興行であり経済効果とともに

様々に人に娯楽という恩恵を与えている。

 

【ニジマス】

繁殖しやすく食の経済効果が出る繁殖しやすく生態系を乱しやすい。

 

【鯉】

雑食でなんでも食べる為、弱い生物は淘汰される

日本の川におけるシンボルとして、命の尊さ、川の大切さを教える教材になり得る。

 

など、表裏一体。

”生物多様性においては人もその一部であり、

その人が持ち込んだ生物もまたその一部”

です。

 

なので、外来魚をどう駆除していくか?よりもどう住み分けさせていくか?を考え、

日々新しい生物多様性を目指すのも新しい道の一つだと、僕は思います。

 

これは個人の考えであり、

考え方は人それぞれ。

 

みんなが”在来魚”の問題に真剣に考え始めた時、

新しい道が開けるんじゃないかと僕信じています。

 

 

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