魚が高級食材に!?値上がりしている魚ランキング!
ハロー釣りんちゅ!
魚は昔から『庶民に優しい食べ物』として認知されています。
肉=高級、魚=安価。そんなイメージを持っている人も多いのではないでしょうか?
しかし、それも今や『昔』の話し。
魚の値上がりが止まらない |
今日本がそんな局面を迎えていることをご存知ない方も多いかもしれません。
実は今、スーパーや鮮魚屋などで売っているお魚の値段が急上昇しているのです。
「円安で物価が上がってんだから当たり前でしょ?」
と思っている方も多いと思いますが、原因はそれだけではないのです。
実は、物価高意外にも水産資源の減少や戦争、環境問題などなど。
複雑な問題が幾重にも重なって起きている問題なんですね。
今回はその原因と中でも物価上昇が著しい魚のランキング
を皆様にご紹介していければと思っております!
皆さんの知らない意外な答えがここにはあるかも!?
それでは最後までお付き合いいらだけたら幸いです。
目次
1・魚の価格が高騰している理由 |
2・第4位『イカナゴ』 |
3・第3位『スルメイカ』 |
4・第2位『サンマ』 |
5・第1位『シシャモ』 |
1・魚の価格が高騰している理由
魚の価格が高騰している理由は何故なのでしょうか??
そこには「1つ」ではなくいくつかの理由があります。
ここではそこにどんな理由があるのか説明していきます。
円安の影響により輸出量が増加している
魚だけではなく様々な品目に値上がりをもたらしている「円安」。
円安の影響で、サーモンやなどの輸入魚は値段が高くなってしまっているのです。
「では、日本の魚は高くないのでは?」と考える方もいると思いますが、値段が下がった日本の魚は海外の国に買い負けてしまい、輸出に回されてしまっているのです。
今、アメリカや中国、東南アジアなどでは、海産品の需要が非常に高まっており、
日本産の魚が人気になっているのです。
遠洋漁場からの撤退や海洋環境の変化などで漁獲量が減っている
排他的経済水域(各国が定めた漁をできる場所)を各国が定めたことにより、漁ができる遠洋漁場が減ってきていることや、水温上昇、海洋汚染などにより魚そのものが減ってきており、漁獲量が著しく減ってきていることが理由の1つとして考えられます。
また、その対策として行ってきた「養殖」も一定の魚を育てるために一部の魚をおよそ10倍量消費するなどと問題点があるのが今の状況です。
『養殖の問題点』
戦争の影響で原油価格が高騰している
ロシアのウクライナ侵攻の影響などで原油価格が高騰し、漁船の燃料費など操業コストがふくらんでいることも価格の高騰に大いに関係しています。また、そういった直接的な関係だけではなく、輸出国が紛争地帯を避けることにより輸送価格の上昇につながり、価格の高騰に影響を及ぼすなどしています。
2・第4位『イカナゴ』
ちりめんや釘煮で知られている「イカナゴ」。
現在、価格が高騰している魚の第4位になります。
2000年前後、イカナゴ量は非常に順調で安定した漁獲量が確保されており、
1キロ単価にして100円未満をキープしていました。
それが2000年から徐々に漁獲量を減らしていき、
2017年からは当時2~3万トンあった漁獲量がほぼゼロになってしまい、
2021年にはキロ単価2500円まで高騰しました。
現在では少し取れるようになり800円台まで下がったものの、依然として高騰は続いています。
価格高騰の理由
イカナゴの成魚は「キビナゴ」として知られ、その幼魚が「イカナゴ」になるわけですが,
幼魚であるイカナゴに需要が集まり、ただでさえ少ない魚を「成長乱獲」(成長して子供を残さずにとってしまうこと)してしまっているのです。そのことから持続可能な量ができていない事が大きな問題点としてあげられます。
3・第3位『スルメイカ』
鮮魚出荷だけでなく、塩辛などの珍味、フライ、刺身、スルメを始め、様々な加工がされて行く基幹的な水産原料である「スルメイカ」。こちらも深刻な価格高騰に歯止めが効きません。
青森県や北海道の名産品でもあるスルメイカは、日本の海産資源の中でも代表的なものでした。
ここ7年急激に漁獲量が減少しており、2017年まではキロ単価200円弱だったものが不良の影響でここ最近では800円強まで上がっています。
価格高騰の理由
スルメイカが減少している原因としてしばしば環境要因、特に海水温の上昇が挙げられます。
海水が上昇すれば生息地が変わり今までの場所では取りづらい状況になります。
しかし日本では獲り過ぎが、環境要因に置き換えられてしまうことがよくあるのです。
そこでおこる大きな要因として「乱獲」が考えられます。
大量捕獲により「幼魚」を一緒に捕獲してしまうことで、健全な育成サイクルが崩れていますことが考えられます。
4・第2位『サンマ』
庶民の魚として長い間食卓の安定を守ってきた魚「サンマ」。
この魚が「庶民の魚」だったのは今や昔の話。1994年サンマの平均価格はキロ単価60円ほどで、スーパーや鮮魚屋で買っても特売であれば30円などで買えた時代だったものです。
しかし、今やサンマのキロ単価は900円台に乗っています。
これはマグロと同程度の単価になってり、漁にかかる負担は同程度でもマグロと同じ値段ではサンマが売れず、値段を落として売るか、消費者が割りをくうしかない現状があります。
価格高騰の理由
サンマの高騰の理由も「サンマの漁獲量の減少」が理由になってくるでしょう。
水温の上昇などが報道では言われていますが、やはり「獲りすぎ問題による水産資源の減少」が1番の理由でしょう。
また、日本のみならず、中国や台湾といった国が水産資源を多く獲るようになったのも理由の一つでしょう。そこで円安の日本が最も影響を受けている形になっているのでしょう。なんにせよ日本のみならず、世界的に見直す事が必要になります。
5・第1位『シシャモ』
皆さんおなじみ、そして意外な魚「シシャモ」が1位になりました。
30代の人であれば昔はシシャモも栄養価が高く、単価が安いため、小学生の給食などでよく出たことを覚えている人は多いのではないでしょうか?
しかし、それはキロ単価「500円」ほどで買えた1995年頃のお話。
そこから徐々に上がりキロ単価1000〜1500円ほどで2017年頃までは落ち着いていたのですが、
今ではキロ単価「4000円」ほどになってしまっています。
もっと安いのを知っているという人は「カラフトシシャモ」という輸入シシャモでしょう。
実は、ノルウェーではシシャモ漁が禁漁を経て復活しておりおる程度の安さで手に入るからです。
価格高騰の理由
価格高騰の理由としては「水産資源の減少」。
しかしシシャモに関しては「乱獲」という位置付けではありません。
こちらは「水温の上昇」が密接に関わっており、「夏場に水温が高いと稚魚が十分に大きく成長できず、大型の魚などの天敵に食べられやすくなって生残率が下がる。 これが近年のシシャモの減少につながっている可能性があるとの見解が示されています。
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