⛩『神社』と『お寺』の違いってなに?【前編】🔔
こんにちは!
我々の記事でも度々扱っている神社・仏閣。
この『神社』と『お寺』は、ひとまとめにされがちなんですが
全く違うものなんです。
『勿論そんなの知ってるよー』
と言う方も読んでいる人の中には多いと思いますが、
具体的に説明する
となると難しいですよね?
そこで今回は『神社とお寺の違い』についての深掘り記事を
【前編】【後編】に分けて書いていきたいと思います。
度々、当ブログで取り上げる『神社』と『お寺』。
この記事を読んでいただければ、
釣具メーカーであるWildSceneと神社仏閣との関係性もわかっていただけると思います!
それでは!どうぞ!
目次
歴史 |
まず『神社』と『お寺』の基盤である『仏教』と『神道』の歴史から紐解いていきましょう。
【仏教】
まず仏教は3000年程前に『お釈迦様』と同時にインドにおいて誕生したと言われています。
そこから仏教という思想は朝鮮半島や中国を経由して飛鳥時代、538〜552年(欽明天皇13年)に百済の聖王(聖明王)により釈迦仏の金銅像と経論他が献上されたを期に伝来されたとされています。
そこから数々の宗派に分かれ、
『空海』をはじめとした高僧によって日本各地に広まっていいきます。
【神道】
神道は日本をルーツとして縄文時代から連綿と続く思想精神であるとされており、
その歴史は10000年以上前に遡ると言われています。
歴史としては『卑弥呼』や『陰陽道』といった人が『神格化』された何かに祈りや祝詞を捧げることで、『厄災』や『災害』を退けたり、するものが代表的です。
神道には『スピリチュアル』的な要素が強いものだという見解と『風水学』や『地学』に基づいた
論理的思考という見解など様々な見解があります。
建造物の歴史 |
【仏教・法隆寺】
仏教で日本にある最古の建物は奈良にある『法隆寺』。
法隆寺は607年に聖徳太子と推古天皇により創建されたと伝わっています。
670年に一部焼失したとの記録がありますが、それ以降は、兵火や天災にはあわず、現存する世界最古の木造建築群として往時の姿を今に伝えていると言われています。
【神道・宇治上神社】
『宇治上神社(うじがみじんじゃ)』は平安末期の建築。
世界遺産にも登録されており、醍醐天皇が平等院を訪れた折りに「離宮明神」の神位を与えた事でも有名です。現存する神社としては最古のものとされています。
祭神として左殿・中殿・右殿に歴代の天皇が祀られています。
【Point】
・歴史としては『神道』の方が長い。
・建造物では現存するものでは『仏教』の方が長いが宇治上神社以前にも
『神社』と呼ばれるものは存在していた。
・『仏教』は伝来した思想。『神道』は日本にルーツがある思想。
ではここでは『仏教』『神道』の宗教観の違いについて書いていこうと思います。
神社・仏閣と聞くと『何かを崇拝している』イメージがあると思いますが、
仏教においてそれは少し違います。
確かに神道は『崇拝思考』が前提にありますが、仏教の初期思想は
崇拝とは違ったものだったのです。
仏教の思想・目的 |
仏教の思想は元々、修行によって煩悩を捨て悟りを開くのを目的としていた。
と言われています。そのため『お寺』は『修行者が上記のために住む場所』。
という明確な目的で建設されていたんです。
そこで日本に仏教を取り入れた『聖徳太子』は法隆寺や四天王寺を立て、
日本の朝廷の中心。つまり政治に仏教を取り入れていくようになっていきます。
神道の思想・目的 |
神社の思想は縄文時代の思想を受け継ぐものとして、その根源は
『自然崇拝』です。これは『山』『海』『川』など自然界にあるものを『神』とする思想です。
今、記されている『イザナギ』や『イザナミ』などの神々はこの『自然』に『名』と『形』と『威厳』与えたものと考えてみるのも面白いでしょう。
【ゴトビキ岩】
熊野三山にある神倉神社には『ゴトビキ岩』という巨石を御身体として祀ってあります。
【Point】
・仏教の目的は『悟り』であり、思想は政治に取り入れられた
・神道は『自然崇拝』であり、自然を神とする教え。
・自然に恩恵を受けている我々にも関連するものである。
神社と仏閣には建物の違いもあります。
一番代表的なものでいうと『鳥居』と『山門(さんもん・やまと)』です。
これが建てられている意味をご紹介していきましょう。
山門 |
山門は言わば『正式なお寺の入口』で、 古くは寺の南と東西に面して三つ、あるいは参道に沿って三つ設けられたところから三門と書かれたそうです。 また一つの門でも、空(くう)、無相(むそう)、無作(むさ)の三解脱門(さんげだつもん)の意味で三門とされた説もあります。
昔のお寺が山にあることが多かったため『山門』と呼ぶようになったという説が一般的です。
鳥居 |
『鳥居』とは神社の入り口などにある建造物で、神様の世界と人間世界を分ける境界と考えられています。 鳥居の内側は神聖な神域とされ、鳥居をくぐる際には一礼するのが作法となっています。 鳥居の種類はたくさん存在していますが、大別すると神明鳥居と明神鳥居の2種類に分かれます。
【Point】
・『山門』はあくまで人に対しての入り口。
・『鳥居』は神界と人間界を分ける意味合いで立っている。
・『山門』でも礼儀として一礼をする。
神社とお寺では『祀っているもの』『祀られ方』などにおいて
かなり顕著に違いが出ている部分です。
果たしてどんな違いがあるのか?
説明していきます。
お寺で祀られているもの |
仏閣では主に『薬師如来』『不動明王』『大日如来』などの仏様、
つまりは仏を模した『仏像』や『彫刻』が祀られています。
そしてこれは特別な決まりなどがないほとんどの場合
実際に参拝でき手を合わせられるようになっているはずです。
『仏教』とは人にとってより身近で関わりやすい関係にあったと考えられます。
神社で祀っているもの |
『神社』で祀っているものには、先程触れた『自然』があります。
浅間神社の御神体は『富士山』です。
しかし、自然以外にも『御神体』となり得るものがあります。
それは『神から授かったとされるもの』や『神由来のあるもの』です。
このような物は特別に『神聖視』されていて、たとえ神主であったとしても、
『実物は見たことがない』
という物がほとんどであり、人と神をはっきりと区切る意味合いが考えられます。
『熱田神宮の草薙剣』『伊勢神宮の八咫鏡』などが代表例です。
実際、過去それを見た物に罰が降ったなど伝わっており、まさに『触らぬ神に祟りなし』です。
【後半へ続く】
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