太田川水系で釣りをしよう!- 釣れる魚や。釣り方や。-
こんにちは。
静岡県西部には遠州を流れる大河『太田川』があります。
この太田川は春野の山奥を水源とし、39の支流と合流しながら
袋井、磐田、掛川を通り遠州灘に流れます。
春先のシーズンになると河川沿いには桜が咲き乱れ
春色のコントラストをその川面に映します。
釣りではアマゴやアユ、イワナなどが釣れ
遠方からわざわざ釣り人が足を運ぶこともあるほど。
山奥に行けばそこは『清流』。
都会の喧騒とは無縁な『静』があります。
ここで大自然に囲まれながら『川魚』と向き合う。
最高に贅沢な時間。
そこで今回の記事は『太田川の魚とその釣法』
をご紹介していこうと思います。
それでは最後までお付き合いいただけたら幸いです。
目次
-【太田川】-
太田川水系は春野の奥、重要文化財でもある
『春埜杉』をさらにいったところにある大日山に誕を発します。
太田川上流ではほぼほぼ手付かずの自然が見られ
今回紹介する魚を初め、様々な野生生物が生息しています。
特に普段、都市で生活している方からしたら
まるでジブリ作品『もののけ姫』の世界に入り込んでしまったかのように感じる事でしょう。
太田川周辺地区では『魚類』56種『鳥類』74種『昆虫類』302種が生息しており、
様々な生態系を築いています。
太田川周辺地区は「太田川サミット」という河川愛護活が行われており、
リバーフレンドシップ意識が高い地域です。
そのため、太田川が関連している袋井市、掛川市、磐田市をはじめとする様々な市町村が
自発的に独自の活動をしており『親水活動』や『清掃活動』などが行われています。
-【釣り】-
太田川ではアユやアマゴを初めとした様々な魚を
ターゲットとして『渓流釣り』を楽しむことができます。
他の地域では渓流釣りのポイントまで結構な距離があり
時間も体力も必要になりますが、太田川は比較的いきやすい場所にあり、
第二東名のインターチェンジも近いことから、
都市部に住んでる方にも来やすい地域になっています。
キャンプ場やグランピング施設の近くに釣りポイントがある事から
バチバチに自然を満喫したい!
という方には一挙両得な場所でオススメです。
太田川水系ではアユをはじめ56種の魚類が確認されています。
河口付近の感潮域では、ボラやスズキ、ハゼ類といった汽水・海水魚が生息しており、原野谷川合流点より下流域ではコイ、ウグイ、ギンブナ等が多く生息しています。
瀬と淵が連続する中流域から下流域ではアユ、アユカケ、カワムツ、ヨシノボリ類が確認され、毎年アユ釣りで賑わっています。
最上流部の渓流部ではアカザ・アマゴ等の渓流魚が生息しています。また、オイカワは上流域から下流域の広い範囲で生息しています。
また、太田川水系をはじめとする川で釣りをする場合『遊魚券』が必要な場合が多いです!
(遊魚券が必要な静岡の川の情報はこちら!Click→)【遊魚券が必要な静岡西部の川】
-【上流域】-
太田川上流域ではアカザやアマゴなどの渓流魚を釣ることができます。
奥にある『炭焼きの杜キャンプ場』では、定期的に『アマゴの放流』を実施しており
親子で放流体験をするアクティビティも盛んに行われています。
自然再生の一環で行っている放流ですので、
ここ周辺の川は『キャッチアンドリリース』がルールです。
-【中流域〜下流域】-
瀬と淵が連続する中流域から下流域ではアユ、アユカケ、ウナギ、カワムツ、ヨシノボリ類が確認され、毎年アユ釣りで賑わっています。ここら辺ではナワバリ意識の強い鮎の習性を利用した『友釣り』が盛んに行われています。釣りそのものを楽しむ為、難易度は高めですが釣れた時の喜びはひとしおですよ?
-【河口付近】-
河口付近の感潮域では、ボラやスズキ、ハゼ類といった汽水・海水魚が生息しており、原野谷川合流点より下流域ではコイ、ウグイ、ギンブナ等が多く生息しています。特にシーバスは釣り人から人気が高く、太田川河口付近はシーバス狙いの人で賑わっています。
ここでは上流、中流〜下流、河口付近とそれぞれのポイントを紹介していこうと思います!
渓流釣りに関してはハッキリと場所をお伝えすることができない為、大まかなポイントと
ポイント情報を仕入れる方法をお教えしていこうと思います。
※太田川の渓流釣りは遊魚券が必要な為事前に買っておくようにしましょう!
-【上流域のポイント】-
上流域では上記の地図の三倉川付近の⑤⑥⑦⑧付近がポイントです。
熱いスポットはお近くの釣具屋で遊漁券を買うときに聞けば 確かな情報が得られます。
太田川漁業組合に問い合わせてみるのもいいでしょう!
-【中流域〜下流域のポイント】-
中下流域では上記の地図の蔵雲橋付近②③④付近がポイントです。
これも上流域と同じく遊漁券を買うときに聞いてみるといいでしょう。
ただ太田川は鮎の友釣りをやっているお店も多く、レジャー感覚で楽しみたい場合は
『やまめの里』などの施設を利用するのもいいかもしれません。
-【河口付近】-
太田川河口の西岸はシーバスの人気ポイントとなっています。
他にも河川側でハゼやクロダイ、サーフ側でキス・イシモチ・マゴチ・ヒラメなどが釣れるポイントがあり、比較的どこでもいい印象です。
マズメの時間帯などを狙うと釣果が上がります
–【上流域】-
アマゴを釣る場合『振り出し』でも『リール』でも基本はOK。
餌はそこら辺付近に生息する虫を使っても釣果を得られそうですが、
ここら辺でシュウリュな釣り方は『フライフィッシング』です。
-「フライフィッシング」-
川面を流れるカゲロウなどの水棲昆虫を捕食する魚の食性を利用したもので、それらの虫に見せかけた毛ばり(=フライ)を流し、魚を釣るというものです。
フライフィッシングは『餌を落とす位置』『川の流れ』『魚のスレ』などを計算した
魚との本気の化かしあいであり、非常に高度な釣法です。
その為、ハマる人が急増中。やってみたかったという人はこの機会に始めてみては?
-【中流域〜下流域】-
中流域で鮎を釣る時は『振り出し』を使った『友釣り』がオススメです。
鮎釣りは、なわばりに入ってきた他の鮎を攻撃する(体当たりして追い払う)という鮎の習性を利用した釣りです。針を付けたオトリをなわばりに入れることで鮎が攻撃をしてきます。その際、オトリに付けた針に、攻撃してきた鮎が掛かるのです。
-【河口付近】-
河口付近で狙いたい魚は『シーバス』か『マゴチ』『ヒラメ』でしょう。
シーバスであれば遠投できる8〜10のロッドでキャスト精度を重視したものがいいでしょう。リールは3000〜4000の中型スピニングで大口径のものがオススメ。
ルアーは数多く、ポイントやレンジ、活性やベイトパターンなどによって使い分けていく必要があります。逆に言えばそれを探ることこそ『シーバス』の楽しみ方かもしれませんね!
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