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【タチウオの生態について】特徴・習性|タチウオのメッカの地まで

タチウオは手軽に釣ることができて、さらに味もおいしい魚。

 

ショアから釣れるポイントが全国各地にあるので、ハイシーズンともなるとタチウオの好ポイント釣り場では、タチウオを狙うアングラーで賑わいます。

 

 

今後も、ますますタチウオ釣りの人気は上がっていくことでしょう。

 

まだタチウオを釣ったことがない人でも、この機会にタチウオのことを知ってくださいね。

 

分かりやすくタチウオの生態についてまとめましたので、順番に見ていきましょう!

 

〈目次〉

1.名前の由来

2.タチウオの特徴

3.生息域

4.釣りシーズン

5.タチウオのメッカの地を紹介

6.タチウオの魅力

 

 

1.名前の由来

英名で「サーベルフィッシュ」

タチウオの名前の由来は、おおまかに2つあります。

・見た目がキラキラとした銀色で細長く、鋭い体つきをしていることから、刀の「太刀」つまり「太刀魚」

 

・タチウオは他の魚と違い、泳ぐときに頭を上にしながら泳ぎます。これが立って泳いでいるように見えることから、「立ち」を取って「タチウオ」

 

以上の2つが、最も有力な諸説となります。

 

2.タチウオの特徴

見た目は光輝き、とても美しい魚タチウオ。

背びれはありますが、ウロコはなく、腹びれから尾びれは退化しています。

 

幼魚のときは、小さな小魚や甲殻類の幼生を食べて大きくなり、成魚ともなればイカや甲殻類、小魚を好んで食べます。

 

寿命はおよそ6~7年で、メスの方がオスより大きいのが特徴的です。

 

タチウオは見た目からにして獰猛にルアーにアタックしそうですが、それとは裏腹に繊細なアタリを見せることもあるため、その二面性のギャップが実におもしろい。

 

歯は強大で鋭く尖っていて、捕食のときは一度噛みついてから徐々に食いちぎりながら食べていきます。

 

タチウオは常に立って泳いでいるように思われがちですが、ずっと立って泳いでいるわけではありません。

立って泳ぐということに「水温」と「活性」が関係しているそうです。

 

もともと釣り人のあいだでは、タチウオは立ち泳ぎから上方に突進して捕食すると言われていました。

 

とある研究でタチウオ釣りの船から水中カメラで水中を撮影したときのこと。

タチウオは潮が止まっていて食いがよくないときに立って泳ぎ、潮がよく効いて食いがよいときは、水平に泳いでいたのです。

つまり立って泳いでいるときは「休止モード中」なのです。

 

効大きいサイズとなると「ドラゴン」とも呼ばれるタチウオ

大きさを測る際に、指3本、指4本といった言葉があります。

 

これはタチウオの魚体の幅が指3本、4本と同じであるという意味。

目安は、

指3本で60センチ級

指4本で80センチ級

指5本で1メートル級

です。

指4本サイズが釣れたら自慢できますよ!

 

3.生息域

タチウオの生息域は、北の北海道から南の沖縄にかけて全国のほとんどに生息しています。

水深は堤防などの浅いところでも釣れますが、個体数が多いのは、水深50~100メートルの海域なのです。

 

屋久島から沖縄にかけて、本州のタチウオとは違い、体高が指10本分(約10センチ)、2メートル近くにもなるタチウオが生息しています。本州のタチウオケタケタが違いすぎますね。

 

さらに「幽霊魚」と異名をもつタチウオは群れの行動を推測するのは実に難しいとされています。

今日釣れたから明日も同じ場所で釣れるとは限らないのです。

 

<捕食している生物は?>

肉食魚で、イワシやキビナゴといった小魚をはじめ、イカ等の軟体動物、甲殻類を捕食します。

 

こう見えてタチウオは捕食がヘタな魚。

 

実験では魚の切り身をあげても、そのまま自然落下してしまったり、それを追いかけても結局食べれず、スルーする場合も普通にあります。

 

4.釣りシーズン

地域によってはバラつきがあるものの、基本的には1年中釣れます。

 

タチウオは味や身質が季節によって崩れることはほぼありません!

よいサイズが見込めるのは8~10月頃です。

この時期からショアから狙えるようにもなります。

 

水深は場所で変わりますが、シーズンはじめは20メートルほど。本格的に60~90メートル前後でサイズもついてきます。

 

ハイシーズンがしばらく続き、そこから徐々に釣れにくくなっていきます。12月いっぱいでタチウオたちは徐々に深場へ潜っていき、そうなるとショアから狙えるシーズンも終わりを迎えます。

 

シーズン以外の時期では、水深があるところではないとショアから釣るのは基本厳しいので、船で沖釣りになります。

 

また時間帯は昼夜問わずどちらでも釣ることは可能です。

 

夜に釣る場合は、常夜灯付近で狙いましょう。常夜灯に集まるベイト追って、タチウオは水面まで浮上してきます。

 

メタルジグなどのルアーで釣る場合、30グラムから60グラムのもの。

バイブレーションは30グラムの大きさのものを用意します。

 

フルキャスト後はいったん底まで落とします。そこからゆっくりタダ巻き。

 

ときには「リフト&フォール」などのロッドアクションを入れると、フォールのときに反応がよかったりすることも。ぜひ参考までに!

 

アタリそのものは大きくなく、小さなアタリなので、食いつけばロッドを大きく上げて、全体でアワセてブッキングしましょう。

 

5.タチウオのメッカの地を紹介

和歌山県は全国でタチウオの漁獲がトップクラス。

黒潮の影響や磯場をはじめポテンシャルはかなり高く、その中でも北部エリアはとくに盛んです。

 

グレやアオリイカとも肩を並べるほど、タチウオ釣りがアツい!ドラゴン級のタチウオの釣果実績が高いことで県内をはじめ、県外から多くのアングラーがやってきます。

 

とは言うものの、人気のポイントはハイシーズンともなると混雑し、なかなかエントリーできないことも珍しくありません。

 

和歌山県では秋から冬にかけてタチウオ釣りがピークとなります。

 

◎おすすめタチウオポイントはコチラ↓↓↓

・和歌山マリーナシティ

・田ノ浦漁港

・水軒鉄鋼団地

など、今回は詳細を省きますが、一度検索してみてるとタチウオ釣りの有力情報が載っていますよ。

 

6.タチウオの魅力

誰でも手軽に釣れる

老若男女、簡単にタチウオが釣れることもあって人気は高い。

子どもでもワイワイ楽しく釣れるので、ファミリーフィッシング向けでもあります。

 

タチウオのハリを外すときは必ずプライヤーを使うのが基本。

 

タチウオ釣りには「ルアー釣り」「短冊状の切り身を使ったテンビン仕掛けの釣り」「テンヤ仕掛け釣り」などありますが、

最近は大物がたくさん釣れるとあって、「エサとルアーを融合したテンヤ仕掛け釣り」にハマる人が多いです。

 

どちらかといえば、「食わせる」というよりも「引っかける」という要素が強い。

 

この攻めの釣りはゲーム性が高く、まだやったことがない人はやってみる価値は十分にあると思います。

 

「高級魚」として扱われる魚タチウオ

時期になると、市場や身近なスーパーなどでタチウオはよく売られます。

・刺身

・唐揚げ

・ムニエル

など、代表的な調理方法以外にもレシピの種類はたくさんあります。ほんとうにクセがなく、白身のおいしい魚です。

 

近場の海でタチウオが釣れるだけでテンションも上がり、シーズン中には通い詰めてしまうほど。そのおいしさを求めて釣りにハマる人も多いのでは?

やはりタチウオは魅力的な魚です。

 

Protect the environment and enjoy fishing!

(環境を守り、釣りを楽しみましょう!)

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