【ブリの調理法】から【旬の食べ方】まで | ブリに合うお酒は?
ブリは成長に伴って呼び名が変化する「出世魚」として有名です。
一般的にブリというのは体長が80cm以上になったものを言います。
ちなみに、関東では60cm以上のものをブリと呼び、関西や北陸では80cm以上をブリと呼ぶのですが、これは地域によって基準もさまざまなのです。
そんなブリは、誰しも一度は口にしたことがあるくらいなじみの深い魚。
ブリは青物の中でもゲーム性が高く、釣りのターゲットとしても人気があります。
今回は「ブリの調理法から旬の食べ方、ブリ料理と一緒に楽しみたいお酒」を紹介していきます!
【目次】
1.ブリが人気である理由
2.ブリの処理方について
3.おいしく食べたい!「旬」のブリの食べ方
4.ブリ料理と合うお酒を紹介
5.まとめ
1.ブリが人気である理由
ブリは和食文化を代表する魚で、日本人の食卓には欠かせない食材です。
・ブリしゃぶ
・ブリ大根
・お刺身
・照り焼き
などなど、ブリ料理のレパートリーは豊富です。
日本人にとってブリとは、なじみの深い魚であり、どのような食べ方でもおいしいことが人気の理由でしょう。
ところで「寒ブリ」というワードを聞いて何を想像しますか?
・あっ、一度は聞いたことあるぞ、、
・富山県の氷見でしょ?
はい、寒ブリは漢字の見た目通り、寒さの厳しい時期に捕れるブリを指します。
そもそも寒ブリは、
冬を迎えるにあたって、北の北海道から長崎県の五島列島あたりまで南下をします。
その中間にあたる「富山県氷見市」で捕れる寒ブリが一番脂の乗りが最高と評されます。
一説によると、能登半島の出っ張りにブリたちが足止めをくらい、たくさん捕れるとか、、
脂の乗った寒ブリはどんな料理でも絶品です!
2.ブリの処理方法について
ブリは基本的に3枚おろしで捌けばOK。
ブリの3枚おろしの手順↓↓↓
1)尻尾から頭の方向に向かってウロコを取る。
(ブリは魚体が大きくウロコも大きいので、できればウロコ取りを使うとよい。)
2)片面の頭の付け根から胸びれの付け根に沿って包丁を入れる。
反対側も同じように包丁を入れたら、最後に背骨の付け根を切り落とし、頭を切り落とす。
3)腹側に尻尾から頭に向かう方向で包丁を入れてお腹を割る。
内臓や血合いを取り除き、流水でできるだけきれいに洗い流す。洗ったら、キッチンペーパーで水分をよく拭き取りましょう。
(ブリは血合いが臭うので、しっかりと血合いは取ってください。)
4)背中側に中骨に沿うような形で包丁を入れる。
腹側も同様に中骨に沿うよう包丁を入れる。
5)尻尾側から出刃包丁を差し込んで貫通させる。尻尾を押さえながら、中骨に沿うように包丁を頭側に滑らせて片身を切り離す。
反対側の片身も同様の方法で切り離す。
6)3枚におろせたら、包丁を寝かせるようにして腹骨を削ぎ取る。
下ろした身の真ん中に、血合いと小骨のついている部分があるので、その部分の筋に沿ってまっすぐと線状に切り離して、2つの柵の状態にする。
(片身が2つの柵になるので、全て行うと4つの柵の完成。)
7)皮を引く。
(焼いて調理する場合、皮はついたままで焼く)
以上がブリの3枚おろしの手順です。
調理法に応じて皮引きの有無や、切る身のサイズは臨機応変に対応してくださいね。
3.おいしく食べたい!「旬」のブリの食べ方
ブリは冬が旬の魚で、とくに冬場(12〜2月頃)のブリは、身に脂が乗っていて非常においしいです!
旬のブリにピッタリなおいしい食べ方についていくつか紹介します。
◎お刺身
冬場の旬のブリを食べるなら外せない食べ方です。
ブリの脂を存分に楽しむにはお刺身が一番なのではないでしょうか?
舌の上で溶け落ちる上品な脂は絶品そのもの。
(作り方)
3枚おろしで皮を引いた状態のブリの切り身を切って、お皿に盛りつける。
お好みで薬味を添えて完成。
◎ブリしゃぶ
脂の乗った旬のブリとたっぷりの野菜を食べることができます。栄養満点。
表面の色が少し変わるくらいに、サッと熱を通したブリはクセになるおいしさです。
(作り方)
お刺身を作る要領でブリを薄めにスライス、
人参や大根などのお好みの野菜も薄くスライス。
鍋にだし汁と塩を入れて煮立たせる。
ブリ以外の野菜などを加えて加熱する。
ブリはサッとゆがく程度に加熱し、ポン酢や大根おろしなどで食べる。
◎ブリ大根
冬の定番料理として人気の高いブリ大根。
脂の乗った「旬」のブリで作れば絶品です。
(作り方)
ブリの切り身を沸騰したお湯に入れて霜降りにする。
大根を薄めの乱切りにしてお湯で煮立たせる。
そこに、
・ブリ
・しょうゆ
・みりん
・料理酒
を入れて煮る。
味が染みて、煮汁が減ってきたらお皿に盛り付けて完成。
◎照り焼き
甘辛いタレの味が食欲をそそり、ご飯が進む一品。
食べやすいため、子どもにオススメです!
(作り方)
ブリの切り身に薄力粉を全体に薄くまぶす。
フライパンを用意し、中火で皮側から2分ほど焼く。
裏返して弱火にしたら、3分ほど焼く。
・砂糖
・しょうゆ
・みりん
・料理酒
などで作ったタレを加えて、ブリと絡めながら焼く。
タレが減ってきたら、お皿に盛りつけて完成。
☆ワンランク上を目指すなら
炭を使って照り焼きを作る方法を覚えておくと、楽しさも”グンッ”と広がります。
十分に炭を燃やし、安定した熱になったのを確認したら金串に刺したブリの切り身をじっくり焼く。表面がキツネ色になれば、タレをつけます。
タレは三度漬けがよい。
(※炭は赤く燃えて火力が強いときはまだ早く、表面が白くなったら焼きましょう。
金串も熱伝導により、身の内側までしっかり熱を行きわたらす大切な役割をもっています。
タレは一度目は「味付け」、二度目は「香り付け」、三度目は「照りを出すための仕上げ塗り」として覚えておきましょう)
◎ブリカマの塩焼き
脂の乗った身が多いブリカマ。
とくなや旬のブリのカマは脂が乗っていて最高。
そんなブリカマをシンプルに塩焼きでいただく一品です。
(作り方)
余分な水分や臭みを取るために、ブリカマの両面にまんべんなく塩をふり、10分程度置く。
皮目を上にして、オーブンやグリルなどで焼く。
焦げ目がついたら、反対側も同様に焼く。
お皿に盛り付け、大根おろしや、すだちなどをお好みで添えて完成。
4.ブリ料理と合うお酒を紹介
せっかくのおいしい「旬」のブリ料理を楽しむにはお酒選びも大事です。
旬のブリに合うお酒をいくつか紹介します。
◇日本酒
日本酒は色々な魚料理と合いますが、ブリ料理との相性も抜群。
「旬」のブリに合うオススメの銘柄を2つ挙げます。
■真野鶴 ブリーズ
画像出典:今週の日本酒~1月も佐渡島から~ | 和洋酒売場 | 大丸札幌店公式 SHOP BLOG (dmdepart.jp)
ブリの名産地新潟県の佐渡で作られた日本酒。
ブリの旨みをつり上げるこの純米酒は、味覚センサーによって「ブリに合うように作られた」
まさに珠玉の作品です。
純米の酸で後味も爽やかで、ブリの脂のうまみや甘味とよくマッチします。
旬のブリとぜひ飲んでいただきたい日本酒です。オススメです!
■蓬莱泉 純米大吟醸 魔訶
画像出典:関谷醸造 蓬莱泉 純米大吟醸 摩訶 720ml | 価格比較 – 商品価格ナビ (rakuten.co.jp)
愛知県の関谷醸造が作っている日本酒で、年に1回しか販売されない限定の日本酒です。
フルーティーな香りと適度な甘みが特徴で、脂の乗ったブリとの相性は凄くよいです。
・お刺身
・ブリ大根
・ブリカマ焼き
なんでも合うこと間違いなし。
◇焼酎
日本酒同様、焼酎は脂の乗ったブリとの相性がよいお酒です。
オススメの焼酎を2つ紹介します。
■大宰府
画像出典:大宰府 吟醸酒粕焼酎 25度 720ml【米焼酎】 焼酎 通販 | ビック酒販 (biccamera.com)
吟醸焼酎。
吟醸酒から絞った酒粕を発酵して作られた焼酎です。
柔らかな甘味が特徴で、吟醸の華やかな香りもブリのうまみと相性が抜群。
・ロック
・水割り
・お湯割り
どれをとってもオススメです。
好みでお楽しみください。
■佐藤(白)
画像出典:佐藤 白 720ml | ハシモトオンライン (hsmt-odawara.com)
白麹の柔らかなうまみとほのかな甘さが特徴の焼酎。
芋焼酎ですが、芋焼酎特有の芋の香りはそこまで強くありません。苦手な人でも「佐藤なら飲めちゃう!」ってこともよくあります。
お湯割りで飲むと、より熱で香りが立ち、おいしくいただけます。
ブリ料理との相性も良く、オールマイティに楽しめます。
5.まとめ
いかがでしたか?
ブリはどんな食べ方でもおいしい優れた食材です。
冬場の脂の乗ったブリを、ぜひさまざまな料理で楽しみましょう。
そんなブリと合うお酒で「一杯」
贅沢な晩酌を楽しんでみてはいかがでしょうか?
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