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🦀浜松で大漁祈願するならここ!大国主を蘇らせた『岐佐神社』⛩

 

ども!コンチャっす!WildScene広報担当のあっきーです!

 

 

今回のテーマは久々の『神社』です!

我々の住む静岡県西部にも『大漁祈願』ができる由緒ある神社があることが分かり記事にすることにしました!

 

その神社は『岐佐神社』です。

 

この岐佐神社は浜松の漁師町である舞浜にあり、周りの漁師さんや民間の方に愛される神社。

深い歴史と面白い伝承がある神社なので取り上げさせてもらいました!

 

前回の『那閉神社』大瀬神社の記事もご覧いただけたら嬉しいです!

 

神社の記事はずっと書きたかったのですが、

『書きたい神社たくさんありすぎて』後回しになっていました。。。

しかし!ここからは定期的に書いていこうと思っとります!!

できたら全国手広く書いていくので、神社好きな方は参考にしていただけたら幸いです!

 

では今回の本題である『岐佐神社』を書いていこうと思います!

 

それでは!どうぞ!

 

目次

 

 

1・岐佐神社

 

佐神社とは?

 

静岡県浜松市にある岐佐神社は御祭神に蚶貝比売命(アカガイの神)と蛤貝比売命(ハマグリの神)を祀る由緒ある式内社の一社です。
氏神様として地域の守護神であり、初宮詣りや七五三など神社に参拝して子供の成長を祝います。
貝の神様をまつることから漁業の守り神として古来、漁民の信仰を集めています。
大太鼓祭りには太鼓や手踊りが町内に繰り出し、にぎやかに練り歩きます。

 

 

 

猪石】

大国主命が抱きとめたとされる赤猪石。石に触れる事でお力を授かり、病気や怪我が平癒し、健康な身体がよみがえる。

 

結びの木】

榎(えのき)と槙(まき)が根元で寄り添い、結び合っている。
たくましい生命力、むつまじい姿にあやかり、願いを込めて祈りをささげれば、良縁に恵まれ、幸運がさずかるという。

 

2・御祭神・ご利益・祭事

 

 

キサカイヒメは赤貝を、ウムカイヒメは蛤を神格化したものと考えられている。『古事記』『出雲国風土記』の両者において神産巣日之神(神魂命)と関係を持ち、前者では神産巣日神に派遣されて大国主神の治療に従事、後者では神魂命の御子神であると記されている。

 

利益

 

海上安全・大漁祈願・健康・長寿・怪我・病気平癒

 

 

【まいさか大太鼓まつり】

遠州灘と浜名湖の豊かな水産資源に恵まれた舞阪の大太鼓祭りは、氏神様『岐佐神社』の例祭です。町内の安全と海上安全、豊漁を祈願して、毎年旧暦9月14日・15日の両日に齋行されます。

 

祭典は神輿の渡御に伴い、神社から稲荷山の御仮屋まで約1.3キロの道のりを一日かけて往復します。行列は年番町の太鼓を先導役に大小8台の太鼓、女子の手踊りも加わって、宿場町の風情が漂う道中をにぎやかに練り歩きます。

 

【祈年祭】

2月17日としごいのまつり、また春祭とも云われ、 五穀豊穣を祈願する祭祀。

 

【水産祭】

4月第2土曜日 海上安全と豊漁を願う浜名漁協主催の祭祀。

 

【新嘗祭】

11月23日御神前に新穀をお供えし五穀豊饒に感謝する祭祀で、 祈年祭(春祭)に対し秋祭りとも云われる。

 

 

3・歴史

 

岐佐神社は町の中央部の小高い丘に鎮座する舞阪の氏神様です。御祭神は蚶貝比売命と蛤貝比売命。蚶貝比売命は赤貝の神、蛤貝比売命は蛤の神。昔、この地を象(きさ)島(しま)と言ったのはキサガイが多く採れたからという。ハマグリは江戸時代、舞坂宿の名物でした。

 

「岐佐神社」は千年以上の歴史のある式内社の一社です。

明応7年・1498に大きな津波があり、舞澤から小神祠が漂着していた。

それを見つけて社殿を造り祀ったのが『岐佐神社』の起こりと言われています。

 

氏神様として地域の守護神であるとともに、御祭神が貝の神様であることから水産・漁業の守り神として古来、漁民の信仰を集めてきました。また大国主命を復活させたことから病気平癒、身体健全、開運厄除、商売繁盛にもご利益があるとされています。
天正2年(1574)本殿再建を始め11枚の棟札を保存。現在の社殿は大正元年(1912)の造営。平成22年に修復事業を手掛け、御本殿の立て起こし、拝殿・覆屋の屋根瓦葺き替えなどを実施しました

 

 

4・伝承

 

ここ『岐佐神社』には、イズモの国の神様・大国主命(おおくにぬしのみこと)が傷ついたウサギを助ける、「イナバのシロウサギ」このお話の続きが伝承として言い伝えられています。

 

 

 

昔々、オオクニヌシは大勢の兄弟と暮らしていました。

ある日『イナバの国』にヤガミヒメという美しい姫がいると聞き、

兄弟で結婚の申し込みをするために、出かけることになりました。

しかし『一番下の弟』であったオオクニヌシは兄弟の荷物を持たせられトボトボ歩いていると

川岸に『傷ついたウサギ』が倒れていました。

かわいそうに思ったオオクニヌシは綺麗な水で傷口を洗ってあげました。

すると不思議なことに傷が治りウサギは元気になりました。

ウサギは、お礼を言い、『きっとヤガミヒメは心の優しいあなたをお選びになります』

と予言をしました。

ヤガミヒメのもとにたどり着くと、白兎の予言通りヤガミヒメはオオクニヌシを選び二人は結婚しました。

 

しかし、嫉妬に狂った兄達は、オオクニヌシを殺そうと企みます。兄達は、オオクニヌシに赤いイノシシを退治するよう命じ、オオクニヌシは山のふもとで待っていました。兄達はそこに、赤く焼いた大きな石を転がして落としたのです。オオクニヌシは、焼けた石に巻き込まれて死んでしまいます。

 

 

オオクニヌシが亡くなって母はとても悲しみました。

そこで天の神に助けを求め、キサガヒヒメとウムギヒメを遣わしてもらいました。
地上に降り立ったキサガイヒメは赤貝の殻を削って白い粉を作りました。ウムガイヒメはお乳を出してその粉を練り合わせ、オオクニヌシの体に塗っていきました。
すると、みるみるうちにやけどが治り、オオクニヌシは、元のとおりたくましい姿によみがえったのです。

 

 

キサガイヒメとウムガイヒメに助けてもらい、元気を取り戻したオオクニヌシは、めでたくヤガミヒメと結ばれ、いまも「だいこくさま」として人びとに親しまれています。

オオクニヌシを生き返らせたキサガイヒメとウムガイヒメは舞阪の氏神様、岐佐神社の神様としてまつられています。オオクニヌシの命を奪ったとされる赤石もお社の西側にまつられています。

 

〈おしまい〉

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