【初心者必見!】今更聞けない釣りの基礎知識 -『釣り竿編(前編)』- 【種類】
『漁夫の生涯、竹一竿(ぎょふのしょうがいたけいっかん)』
(出典:禅の格言)
こんにちは!
釣りのメインアイテムである「釣り竿」。
様々なギアがある中で、コレがないと始まらない唯一無二のアイテム。
皆様はこの釣り竿にどのくらいの種類があるかご存知ですか?
実は魚種や用途に分けると結構な種類が存在するんですよね。
専門的な知識が必要で話からり辛い用語も多く、
特にこれから釣りを始めたい初心者にとっては、
「どれを買っていいかわからない!」
なんて声も聞こえてきそうなほど選び方、買い方の基準がわからないアイテムかもしれません。
そこで今回は、そんな初心者さんや、意外と知らなかったという人の為に
今更聞けない基礎知識!「釣り竿の特徴」を解説していきたいと思います!
後半では「釣り竿の種類」を記事にしていくのでそちらもCheckして頂けたら嬉しいです!
それでは!最後までお付き合い頂けたら幸いです。
目次
『竿』と『ロッド』
竿には「投げ竿(万能竿)」「パックロッド」など非常に様々な種類の竿が存在します。
しかし、大きく分けると「竿」と「ロッド」の2種類の呼称に分けられます。
主に生き餌などで釣りをするものを「竿」
ルアーなどの擬似餌を使用し釣りをするものを「ロッド」と呼称することが多いですが、
基本的には同じ「釣り竿」で、明確な違いはありません。
竿の役割は、
・餌を狙ったポイントに飛ばす
・食いついてきたターゲットを釣り上げる
という2つの役割があります。
前述の通り、竿は魚種やフィールド、シーンによって適性が細かく分けられており、
1つの釣竿で全てのシーンをこなすのは不可能と言っていいでしょう。
『延べ竿』と『リール竿』
【延べ竿】
延べ竿は”リールのついてない扱いが簡単な竿”です。
鮎竿やメバル竿に代表される竿。小川や用水路など小さなスペースで釣りをする場合に重宝されます。
先端についている紐にラインを結んで使用し、ガイドなどはついていません。
延べ竿は軽い仕掛けをふり投げするのに適しています。
糸は長くないので、あまり遠くのポイントは狙えません。
【リール竿】
リール竿は糸を巻き取るリールを使用することによって、広範囲のポイントに仕掛けを投げ込むことができます。竿のガイドに糸を通して使用します。今の主流の竿は大体がこのリール竿に分類されます。
海や湖などの広範囲の場よで使うことに適しています。
竿のタイプには、
「振り出しタイプ」「並継ぎタイプ」「ワンピースタイプ」
の3種類があります。それぞれの特徴を一つづつみていきましょう。
振り出しタイプ
振り出しタイプは、元になる一番太い下竿の中に段々になって複数の節が収納されている竿です。
大きさは大きものから小さいものまであり、大きいものだとかなりの太さと重さになります。
しかしながら小さくなる為、持ち運びには大変便利。
1つの節が50cmくらいのものを「小継ぎ」
1mくらいのものを「中継ぎ」と呼びます。
渓流竿や磯竿などで使用するのが代表的です。
並継ぎタイプ
竿元から先端までが2本以上に分かれていて、釣りに使用する時は、それを繋いで1本の竿にして使用します。
2本に分かれているものを「2本継ぎ・ツーピースロッド」と呼び、
3本に分かれているものを「3本継ぎ・スリーピースロッド」と呼びます。
持ち運びは、肩に背負えるので便利な方で、細身ながら強度があり、パワーを出せます。
主流の竿は大半がこの並継ぎロッドになります。
ワンピースタイプ
つなぎ目もなく、収納もできないワンピース(1本竿)の竿もあります。
バラすことや、収納することはできないので、携帯性はすこぶる悪くなりますが、
その分、曲がりがスムーズで折れにくく、パワーが伝わりやすく、パワフルな大物釣りが出来ます。
船などで、カジキマグロなどを釣るときはこの竿を使用します。
ロッドの素材には主に「カーボン」と「グラスファイバー」のに種類があります。
近年はほとんどの素材がカーボンになっています。
カーボンロッドの特徴
【軽量で非常に感度が良く、弾性率に飛んだ釣竿】
・低弾性カーボンは少し重く真張がありよく曲がる
・高弾性カーボンは軽くなり、反発力も強いので感度がいいが、折れやすくなる
・軽さを実現する為、非常に肉薄な作りになっていて、横からの衝撃に弱い
・通電しやすので注意が必要 など。
グラスファイバーロッドの特徴
【重く安価で反発力が弱くしなやかで良く粘る】
・小さな抵抗でもしっかりと曲がる為、バイトをノセやすい
・しなやかな素材なので魚の急な行動にも対応でき、バラしにくい
・ルアーの小さな抵抗でもフレックスに曲がり、ルアーアクションが大きくなる
・軽いルアーがキャスティングしやすい
・反発力が弱くパワーがないので、ロッドパワーをつける為に自重が重くなる
・非常に柔らかく、抵抗を吸収してしまうので感度が悪い など。
ロッドの特徴や特性は、どんな場所でどんな魚を釣りたいかのよって違ってきます。
しかし、初心者が釣具屋に行っても、用語や規格の意味が分からず「どんな竿を選べばいいのかわからない!」となってしまいがち。そんな方の為にここでは、ロッドの用語や規格の解説をしていきます。
「先調子」「胴調子」とはどういう意味?
調子とは竿に負荷をかけた時にどの部分から曲がるかで分別されています。
竿を10頭分にし、先から数えて、1~3番目のところで曲がる竿を先調子(ファーストテーパー)といいます。
先から2番目で曲がる竿を8:2調子、先から3番目で曲がる竿を7:3調子といい、
4~5番目で曲がる竿を胴調子(スローテーパー)といいます。
先から4番目で曲がる竿を6:4調子、先から5番目(まんなか)で曲がる竿を5:5調子といいます。
【先調子(ファーストテーパー)のメリット】
竿の胴(手元側)に張りがあるため、仕掛けの投入がしやすい(重い仕掛けは特に)
ウキを流してる最中のラインメンディングがしやすい。
魚の動きを止めるパワー(張り)がある為、魚との格闘で主導権を握りやすい。
魚の走る方向を竿でコントロールしやすい。 ..
持った感じがシャキッとしている為、持ち重りを感じにくい。
【胴調子(スローテーパー)のメリット】
魚の引きに対して、竿が柔軟に曲るので、道糸・ハリス・針に優しい。( 負担軽減)
竿が自動的に曲ってくれるので、初心者にも使いやすい。
細いハリスでの大物狙いに向いている。( 四国南西部の巨大尾長狙いなど)
曲げ込む楽しさがる。
竿の長さは表示は「m(メートル)」と「ft(フィート)」がある
釣り竿の長さの表示は大きく分けると、m(メートル)とft(フィート)表示があります。
ルアーロッドはフィート表示、それ以外がメートル表示になります。
ft表示は大概が、
ft(フィート)+inch(インチ)で表示されています。
例)エギロッドの標準の長さ86という表示は、8フィート6インチという事です。
1ft(フィート)=30.48㎝
1inch(インチ)=2.54㎝
ですので86という長さは2m59㎝になります。
大体
『1フィートは30㎝』
『1インチは3㎝』
と覚えてしまいましょう。
後半ではロッドの種類とその特徴を快晴つしたいと思います!それでは!
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