【環境保護】『海洋生物多様性』を守るために日本が行っている事【SDGs】
こんにちは!
SDGsの海の豊かさを守ろうの中でも、大きな割合を占めている『海洋生物の多様性』。
海洋生物は時に友として、時には資源として私たちの生活を豊かにしてくれるかけがえのない存在です。
この海洋生物なのですが、様々な要因で数を減らしている種が多くいるのです。
あまり認知されていませんが、私たちのよく知っている「イカ」をはじめとした「スケトウダラ」「カレイ」「ニシン」「シラウオ」も実は減少の危機に瀕しているのです。
こういった海洋生物の減少を食い止め、今後数を回復させて行くために
今、日本が取り組んでいることとはどんな事でしょうか?
今回はその取り組みにスポットを当てて記事を書いていこうと思います!
それでは最後までお付き合いいただけたら幸いです。
目次
1・まず現状を知るための取り組み |
2・原因を知り、どうすれば良いかを考える取り組み |
3・場所に応じた対策をする取り組み |
4・豊かな場所を守っていく取り組み |
5・みんなに知ってもらう為の取り組み |
6・そしてバトンをもらった僕らにできることは? |
1・まず現状を知るための取り組み
海の生物多様性を守るためにはまず、海の環境や生態系についての「今現在の状況」を知ることが重要です。海の生物多様性の保全と持続的な利用のためには、海の環境や生態系についての科学的データを集め、生物多様性の現状を常に把握することが必要です。
また、どのような保全と利用をすべきかは、その科学的データをもとに、関係する人たちがみんなで考えて決めることが重要です。
【生物が危機に晒されている海域】
生物が特に減少している海域はいち早く保全を行う為、できる限り早く特定する必要があります。
何を守り、どのように利用していくか?を考え、「どの海域を優先的に保全して行くのか」を考えることが大事です。
【海域の種類】
・沿岸…『砂浜、藻場、干潟、サンゴ礁』
生物種の産卵場所や稚仔の生息場所として重要
・外洋…『海山などの周囲より浅い海域』
生物の生息・生育場として重要
・深海…『熱水噴出孔や冷水湧出域、希少な深海生物など』
特徴的な生態系として重要
2・原因を知り、どうすれば良いかを考える取り組み
【場合によっては優先的な保全と保護を】
開発事業を行う場合、事前に生態系を考慮し「その海域は開発しても大丈夫なのか?」を考える必要があります。最近では環境と開発の両立が求められていますが、保護が必要な海域の場合は開発に規制をかけ、生態系の回復に全力で取り組むことが重要です。
【環境汚染の予防】
【陸から海の場合】
沿岸部の工場や海上コンビナートからの有害物質の流出などを機おつける必要があります。
規制を設け、海に流出させない事を前提に、流出した場合の対策や予防を同時に行うことで
被害を最小限に食い止めることができます。
【海で発生した場合】
船舶からの油・有害化学物質・廃棄物の排出、廃棄物の投棄などについても規制が行われています。
また、船の事故によって汚染事故などが起こる可能性を考え十分な対策を講じる必要があります。
過去のデータから事故が起きやすい海域を調べ、原因を特定することが保全につながる可能性もあります。
【魚を獲りすぎない様に管理する】
水産資源を持続的に利用して行くためには、資源の枯渇に木を配る必要があります。
魚を獲りすぎない様に自主管理する必要があります。また、魚の産卵場所になる珊瑚礁や干潟などの保護保全も非常に重要になってきます。
3・場所に応じた対策をする取り組み
沿岸域
沿岸域は河川等を通じて陸との関係が強く、わたしたちの生活と密接な関係にあります。特に漁業は人間が海のめぐみを得る大切な生業です。安定した漁業生産のためには豊かな生態系が必要であり、海の総合的な管理が重要になります。
漂流・漂着ごみについては、被害が著しい地域の実態や全国的な状況の把握、発生原因の究明、地域の実情に応じた回収・処理方法や今後の対策の検討などがなされています。
外洋域
外洋域では漁業や運搬船など、私たちの生活と密接な関係となる事柄が多くあります。
その為、漁獲数の管理や暗然な航行が重要になります。
燃料漏れなどでの被害は著しく生物多様性を脅かす原因になりかねません。
4・豊かな場所を守っていく取り組み
海洋保護区
海洋保護区は、海の生物多様性を保全する有効な手段な1つです。保全上重要度の高い海域を把握したうえで、関係者連携のもと、管理目的に合った制度を活用することが重要です。 なお、漁業資源の持続可能な利用を行う区域の設定の際には、利用と保全の調和を図ることが重要です。
海洋保護区を設定する際には、継続的な観察(モニタリング)とその検証による政策の見直し(順応的管理)を行うことが重要です。
保護区のネットワーク化
海洋保護区の効果を発揮させるためには、保護区間のネットワーク化が重要とされており、
一つの管理計画もしくは十分に調和された複数の管理計画によって一体的な保全策を講じることは、ネットワーク化の一例といえます。あわせて、行政・民間を問わず、様々なレベルで保護区を管理するための連携体制が形成されることも重要です。
5・みんなに知ってもらう為の取り組み
海の生物多様性を保全していくためには、国だけではなく地方公共団体、事業者、国民が主体的な取り組みを行うことが重要です。
国民への普及活動・周知活動
科学的な情報、各地域での活動の参考になる取り組み事例の情報発信、保全の取り組みに参加できる機会の提供などを通じて、海洋生物多様性の重要性についての認知を高めていきます。
地方や自治体の取り組みの支援
海の生物多様性の保全のためには、国全体だけでなく、地域の方々によって、地域それぞれでの取り組みを進めていくことが重要です。たとえば、地域の自然に詳しいNGOが中核となり、専門家の支援を得ながら市民参加での調査活動を行うなど、様々な取り組みがなされています。国では、このような地域での活動を支援していくための法律を整備し、支援センターの設置を進めるなどの取り組みを行います。
6・そしてバトンを受け取った僕らにできることは?
海のことを知る
海の生物多様性について知り、海の豊かさを体感することが、海の生物多様性保全の第一歩です。インターネットや関連情報誌を活用しながら海の豊かさを体感することが重要です。
地方団体や企業のイベントに参加してみる
海への理解を深めたら、実際各地で取り組まれている生物多様性保全の活動やイベントに参加してみましょう。実際の知識と体験を踏まえて、自分に何ができるのかを考えてみましょう。
小さいことで構いませんので、行動することが何よりも大切です。
エコラベルやサスティナブルな商品を選ぶ
最近では、環境に配慮していると認証されたエコラベル商品も出てきました。そのような生物多様性の保全にも取り組む生産者を、商品の購入というかたちで支援していくこともわたしたちにできることの一つです。
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