【漁業】30年前に比べて漁獲量が減少した魚ランキング!【環境問題】
こんにちは!
当ブログでも度々お伝えしている『漁獲量』。
日本を始め、世界的に見てもこの漁獲量が昔に比べて下がってきてしまっているのです。
漁獲量が下がれば、今まで当たり前に食べていた、水産資源の価格が高騰したり、下手をすれば食べられなくなってしまう恐れがあるのです。
その要因は国や魚種によって様々なのですが、それが世界的問題になっており、SDGs 14「海の豊かさを守ろう」において対策すべき問題の一つとして挙げられています。
その甲斐もあり、世界の国によっては少しづつではあるものの
漁獲量や水産資源が回復してきている国も見られてきています。
しかし、我が国日本では「明確な結果」は得られてはいません。
そもそも一体何が原因でどんな魚が「減少」してしまっているのでしょうか?
今回は『減っている魚種と原因』をランキング形式で皆様にご紹介していきたいと思います!
それでは、最後までお付き合いいただければ幸いです。
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目次
5位・スケトウダラ |
4位・サケ |
3位・スルメイカ |
2位・サンマ |
1位・クジラ |
5位・スケトウダラ
スケトウダラ
スケトウダラは タラ目タラ科の魚で、タラ科の魚は背びれが3つあり、口先にも鼻孔にもヒゲがないことが特徴です。スケトウダラは漁獲されると卵巣はたらこや明太子として、残った身はすり身として魚肉ソーセージ、ちくわやかまぼこなどの練り物食品などに加工されます。
スケトウダラが水揚げされる北海道や東北地方では、冬場にはマダラなどと同様によく見かける魚です。新鮮なものは刺身として、アラや身は鍋もの、みそ汁、煮つけなどに、また、精巣(白子)も煮物などで食べられています。
スケトウダラ漁獲量は、1980 年代には年間 40 万~70 万トン程度であったが、1990 年代に入ると 30 万トン 前後に減少し、2000 年代は 20 万トン前後で推移し、2010 年 代はさらに減少しており、2019 年は 15.6 万トンになり、ピークのから80%程漁獲量が減少しています。
理由
スケトウダラ資源が減少した原因は、1990 年代以降、海洋環境の変化によって 親魚から生み出された卵の生き残る確率が低下し、漁獲対象に加入してくる資源が減少したことと、 そのことに気付くのが遅れて漁獲量を維持しようとしたことが結果的に獲り過ぎとなって、親魚を さらに減らしてしまうデフレが起きてしまったことが要因と考えられています。
4位・サケ
サケ
一般的に種族としてのサケ目をサケと呼び、本種はその中で最も代表的な魚種であるシロザケを指す。オホーツク海、日本海、北太平洋など、低い水温の海域に生息する。河川で生まれ、海を3~5年ほど回遊し成長した後、生まれた河川に戻ってきて産卵する。
河川から遠い海で捕獲された方が脂が乗っていいて美味しいと言われており、メスの方が美味しい。
産卵前のメスの卵は筋こといい、それをバラして味付けされたイクラ大変美味しく、は全国的に重宝されている。身も焼いてよし、刺身でも良しと大変人気の高い魚である。
サケの漁獲量は2002年23万1480トンをピークにほぼ減り続け、2020年は5万1000トンまで落ち込んでしまった。 2015年までは年間10万トンを維持していたのだが、2016年に8万2000トン強と大台を割り込み、2020年は最盛期の22%の水準にまで激減してしまっている。
理由
サケの漁獲量が減少している理由は、川で産卵するサケの比率が非常に低くなっているからと考えられます。サケは生まれた川に帰ってくる母川回帰が有名ですが、その数が著しく減っているのです。
サケが数を減らしてから、放流などで数を維持する様にしていますが、年々その割合は放流の方が多くなっており、その孵化させる卵の量を確保するために、足りない分を他の川に回帰予定だったサケの卵が使われているケースがあるようです。つまり採卵用も含めて、サケの獲り過ぎで、自然産卵のサケの回帰数が減り、全体でサケの水揚げ量が激減していることが、減った主因ではないかと推測できます。
3位・スルメイカ
スルメイカ
「スルメイカ」は数多くいるイカの一種で、日本で非常によく食べられています。ツツイカ目アカイカ科に属イカ。日本列島周辺の海に生息し、体調は10〜30センチほど。エンペラの形がトランプのスペードの形に似ているのが特徴だそうです。一年中おいしく食べられとても身近なイカのひとつ。
イカソウメンや乾物、煮物、揚げ物など。日本の食卓に並ぶイカのほとんどは」このスルメイカ。
漁獲量は、30年ほど前までは2万トン以上の水揚げがあったが、2004年以降減少していき、今も減少傾向が続いている。2020年の漁獲量は1,461トンで最盛期の1割を大きく下回っている。
理由
水産庁は4日、スルメイカ、サンマはオホーツク海から北太平洋、日本海、東シナ海に及ぶ広い海域を回遊する魚で、回遊パターンによっていくつかの系統に分けられるとされ、日本の近海では、太平洋沿岸、日本海沿岸共に南の暖かい海域で孵化した稚魚が成長しながら北上し、秋には産卵に向けて南下する。寿命は2年程とされ、毎年この回遊に加わる。記録的な不漁の主な原因は地球温暖化とする報告書をまとめた。 温暖化で海水温や海流が変わり、稚魚が育ちにくくなったり、産卵場がエサに乏しい沖合に移ったりしていると説明。また、外国漁船の乱獲も原因の一つではないかと推察されています。
2位・サンマ
サンマ
サンマはオホーツク海から北太平洋、日本海、東シナ海に及ぶ広い海域を回遊する魚。
秋は脂が乗っており非常に美味で、昔から日本で親しまれている魚の一つ。
さんまの塩焼きをはじめとした「ご飯のお供」として食卓を彩ってきた、欠かすことのできない食品。
水揚げ量は1990年代以降、おおむね年間20万~30万トンのレンジを推移していたが、 2008年には35万トンに迫り、北海道や三陸などの漁港は豊漁にわいたが、19年からは過去最低を更新し、21年は2万トンを割り込んでおり、最盛期の0.7割程度に落ち込んでしまっている。
理由
地球温暖化の影響とみられる海水温上昇に加え、同じ餌を食べるマイワシが日本近海で増えており、
サンマが沿岸に寄り付かなくなったことが不漁の原因とされる。
1位・クジラ
クジラ
鯨は海中哺乳類でもあり、現在最大の哺乳類でもあります。
知性が高い動物とされていて、非常に人気があります。また、日本では古くから食用として人気があり、その肉性はまるで「牛」「豚」「鹿」のど。動物の様な脂の乗った味わいと言われています。
その為、一時期は乱獲されその数を大きく減らしましたが欧米人が中心となる国際捕鯨委員会が捕鯨を禁止してからは、数を順調に増やしています。その条約の為、漁獲量は大きく減少し、今では0.5割ほどの漁獲になっています。
理由
上記の国際捕鯨委員会が取り決めた条約の関係で捕鯨が禁止されています。
他の魚とは異なり、高位な知能を有する個体を捕獲するのは適切ではない。と。
人道的観点や動物愛護の観点に近い理由であると思われます。今は数を順調に回復させています。
Point!
一部の推察にとどまる意見なのですが、増えた鯨が魚を食べてしまい、漁獲量が上がらないなどの推測もされているらしいです。
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