安全に釣行する為の準備
『安全に釣行する為の準備』
ビギナーからアングラー、友達からファミリーまで釣りをする場所として、堤防はオススメの人気ポイントです。
しかしながら堤防で釣りをする時の起こりうる危険性を知っておかなければ、せっかくの楽しい釣りも台無しです。命を落とす事さえあるのです。ですから今回は事前に準備するべき事例をまとめましたので、是非参考にして下さい。
~堤防での釣りの注意点 その①~
・悪天候で足場が悪い所(ガタガタ、段差がある)、特に夜間は注意 が必要。
場所によっては海と堤防の間の高低差が大きい所があります。悪天候でよく下を 見てないと、つまずいて海に落ちてしまう危険性があります。泳ぎに自信がある 人でさえも、海に落ちてパニックになり溺れて死んでしまうケースだってあるく らいです。
また風・波がいつもより高い日などや時化の時は特に注意が必要です。高さが低 い堤防などでは大きなうねりの波が防波堤に当たり、そのまま波しぶきで海へさ らわれてしまいます。釣りは自然の中でするものなので甘くみないほうが身の為 です。
それから夜間は日中釣ることが出来ない魚が釣れたり、人も少ないのでわざわざ 夜釣りに出かける人もいます。日中よりも危険性がさらに増すので前を明るく照 らすヘッドライトはもちろんの事、反射帯付きのライフジャケットは必須です。
~堤防での釣りの注意点 その②~
・周りの釣り人には注意をする。
堤防は他のどのポイントよりも比較的釣り人が多く、特に週末などはファミ リー中心に賑わっています。そんな場所では他の釣り人の近くを通る時は、必ず 相手の動きを確認して下さい。ルアーや針にエサを付けて海へ仕掛けを投げる際 に、後ろを通った人の服や顔や腕に針がひっかかって大怪我をしたというケース が少なくありませんので、絶対気をつけて下さい。
~堤防での釣りの注意点 その③~
・テトラポットでの釣り
テトラポットは魚たちの絶好の隠れ家だったり住処として穴釣りの1級ポイントで と言われます。ここで釣りをしている人もよく見かけますが、波しぶきが当たり 滑りやすくなっているので滑りにくい靴を必ず履いていきましょう。
~堤防での釣りの注意点 その④~
・毒魚には絶対触らない
魚釣りをしていると高い確率で本命以外の魚たちが釣れる事があります。その中 でも毒魚がまれに釣れる事があります。代表的なのはゴンズイ、ハオコゼ、オコ ゼなどです。(私も過去に一度ハオコゼを触ってしまった事があり、あの時は本 当に痛かった。。。)
万が一手で触ってしまった場合はすぐに流水で洗い流して、病院で見てもらうと 良いでしょう。他にも危険な魚はいますので、初めて見る魚、よく分からない魚 は素手で触らない方が良いでしょう。
~堤防での釣りの注意点 その⑤~
・立ち入り禁止エリアに入らない事
波浪や滑りやすい足場等の状況要素により、安全が確保されていなくて釣り人 の落下する可能性が高い場合の時や、漁港管理をしている漁協が釣り人のマナー の悪さにより禁止措置をとっている。また最初から港湾自体が立ち入り禁止な ど。
上記の事柄は必ず理由があっての事で禁止になっている事が考えられます。なの でもし立ち入り禁止区域に入ってしまった場合には、何らかの責任問題や罰金な どを課せられる事があるので絶対こういった場所には入らないようにしましょう。
◇水難の事故◇
H30年における水難事故は1、529件。その内692名の尊い命が失われました。失わ れた命の半分が海で発生しており、その内30%程度が釣りをしている時に発生 したというデータもあります。
先日夜釣りに出かけた人がスマホを見ながら防波堤上を移動して、誤って海中 転落したという記事を見ました。幸い近くにいた地元の漁師船に助けられたそう ですが、今の時代スマホは生活必需品としてなくてはならないもので、我々はよ くスマホをイジりながら移動しがちです。気をつけましょう!!
◎最低限必ず事前に用意しておきたい道具とは
・ライフジャケット
今の時代は昔に比べ色々な種類のライフジャケットが売っています。コンパクト で軽く、動きを重視するものだったり、ファッション性を重視するものだってあ るくらいです。
(※船釣りは法改正によりライフジャケットの着用が義務付けられています。)
特に子を持つ親にしてみれば、子供と一緒に釣りをする時にどんなライフジャ ケットを用意すればいいか不安になるでしょう?
その時は浮力体のあるライフジャケットを一番に選ぶといいでしょう。
・フィッシングシューズ
堤防では藻やコケだったり滑りやすい所もあります。磯の様な所に履くブーツは 必要ありませんが、せめて滑りにくいフィッシングシューズは用意しましょう。
併せて防水や透湿性があるものがあればなお良いでしょう。
・ヘッドライト(夜間)
夜間釣りに必ず必要な必須アイテム。あとはキャンプ時に使用するランタンなど もあればエサ&ルアーをつける時、釣れた魚を外す時など良いかもしれません ね。ただしむやみに水面を照らさない事を守って下さい。周りの釣り人に迷惑が かかる以上にせっかく接岸していた魚たちが驚いて逃げてしますので、注意しま しょう。
~まとめ~
どんな釣りであれ危険性は付いて回るもの。正しい情報と知識を身に付ける事か ら始まると言っても過言ではありません。
ただし子供連れで釣りに出かける場合、子供の行動は奇想天外。保護者が一人 だけの場合は何かと常に気を使わなければならないので本当に大変だと思いま す。出来れば複数の大人、グループで子供を見ながら釣りに出かけたいもので す。
さらに最近では多くの海外実習生が技術を学びに日本に来て暮らしています。私 もよく近くの漁港で、週末釣りを楽しんでいる彼らを見かける事があります。
少 子高齢化・人手不足etc、これからも日本はたくさんの外国人を受け入れていくで しょう。
彼ら自国のマナーと私達日本のマナーは違うものですし、釣りという空 間の中でも皆上手く共存していくべきなんだと思います。
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