🏮遠江に伝わる不思議な話 〜遠州七不思議〜🏮【前編】
ども!こんにちは!Wild scene広報担当のあっきーです!
今日は少しいつもとテイストを変えて僕らの地元遠州地方に伝わる
『遠州七不思議』をご紹介していこうと思います!
『遠州七不思議』というのは遠州地方に古くから伝わる不思議な言い伝えや伝承、物語のことで実は7つ以上存在しているのですが、地区によって組み合わせが変わるのです。。。
最早それが七不思議なんじゃあないかと思いますね。笑
皆さんがご存知の『歴史上の偉人』なんかも登場して面白いですし、
覚えたらコミュニュケーションのツールとして役立つこと間違いなしなのでぜひ読んでいってくださいね?
そしてここら辺に釣りに来たりした時に興味があったら伝承の足跡を辿ってみてください!
今日は前編として七不思議の4つを記事にしていきたいと思います!
それでは!どうぞっ!
topics
【小夜の中山『夜泣き石』伝説】
その昔、久延寺に安産祈願にきた妊婦の『お石』が中山峠を越える途中、山賊に襲われて殺されてしまいました。
お腹の切り口から生まれた赤ん坊を助けるため、『お石』の魂はかたわらの石にのり移って泣きました。
泣き声に気づいた久延寺の和尚さんに拾われた赤ん坊は、
『音八』と名付けられお乳の代わりに水飴を与えられ、大事に育てられました。
音八は成長すると、大和の国の刀研師の弟子となり、すぐに評判の刀研師となった。
そんなある日、音八は客の持ってきた刀を見て「いい刀だが、刃こぼれしているのが実に残念だ」というと、客は「去る十数年前、小夜の中山の丸石の附近で妊婦を切り捨てた時に石にあたったのだ」と言ったため、音八はこの客が母の仇と知り、名乗りをあげて恨みをはらしたということである。
夜泣き石は現在小夜の中山トンネル脇に据えられており、伝説ゆかりの久延寺にも似た形の石がまつられています。
その後、この話を聞き同情した弘法大師(空海)が、石に仏号をきざんでいったという。
【『桜ヶ池の龍神伝説』とお櫃納め】
御前崎は遠州灘と駿河湾、2つの海が交差する岬にあり、
海からのパワーをかなり感じる場所。
比叡山の名僧であった皇円阿闍梨は人を悩みから救うため苦難を乗り越え数々の修行を納めましたがそれでも人々の苦悩や悩みは尽きずにいました。
その中で一つの結果にたどり着きます。
それは、人々を悩みから救うためには56億7千万年後に現れるという弥勒菩薩に教えを乞う以外に方法はないとう事だったのです。
そして56億7千万年後の生を得るため、人の身を捨て、自ら龍に姿を変えて桜ヶ池の底に沈んだと言い伝えられています。
毎年、秋の彼岸の中日には、皇円阿闍梨を供養するため、お櫃に入れた赤飯を池に沈める
『お櫃納め』が行われています。五穀豊穣、心願成就を願い800年以上も続いている伝統的な奇祭です。その時、沈めたお櫃が、長野県の諏訪湖に浮かんで来たという言い伝えがあり、桜ヶ池と諏訪湖は池の下で繋がっていて、龍の通り道となり龍が行き来しているという伝説になっているんですね!
【『子生まれ石』】
大興寺には、遠州七不思議の一つである、「子生まれ石」の伝説がある。
大徹和尚は、自分の死後に、裏山の川の岩から、まゆ形の石が生まれるから、これを自分の身代わりとして大切にせよと言い残して息を引き取り、果たしてその通りになったという。人々はその石を沢川から運び、和尚の墓石として大事に扱った。 その後、住職の代が代わるごとに、裏山から新しい石が生まれるといわれている。
大興寺では実際に歴代住職の墓石にこれらの石が使用されており、初代・大徹和尚のものは約75kgもあると言う。
また、その石は、寺の住職は代々長寿であったことから「長寿の石」として、子供が生まれるように現れることから 「子授けの石」「安産の石」として、人々の信仰を集めています。
【『能満寺のソテツ』2つの伝説】
今回は遠州七不思議の4つをご紹介させていただきましたがいかがだったでしょうか?
遠州七不思議のルーツに有名な偉人や聖人が出てきて結構意外じゃなかったですか??
実はこのように『みんなが知っている人物』が出てくる伝承が遠州には数多く存在するんですよね〜!
それに土地柄、海や水が関わっていることが多いんですよ!
次は『後編』を書こうと思っているのでその事も踏まえて楽しみにして頂けたら嬉しいです!
それでは!また次の記事で!バイバイ!
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