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【魚類】魚の歴史『魚はどういう進化をしてきたのか?』【原始】

 

こんにちは!

皆さんが日頃「釣り」や「食事」にお世話になっている魚。

今回はこの魚にまつわる歴史のお話です。

 

魚という生物が存在しているのが当たり前すぎて

普段考えもしませんが、魚も最初から今の姿だったわけではありません。

むしろ、魚も元を辿れば僕たち人間と同じ祖先からスタートしているわけです。

 

なぜ海にいるのか?

なぜエラ呼吸なのか?

習性は?知能は?

 

などなど。その一つ一つに意味はあります。

今回はそんな「魚の進化」についての記事を書いていきたいと思います。

 

普段は気にもしない釣りのという娯楽の遊び相手でもあるお魚。

その遊び相手のことを少しだけ知ってみましょう

意外な釣りのヒントになるかもしれませんよ?

 

それでは最後までお付き合いいただければ幸いです。

 

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目次

1・魚の始祖誕生
2・地殻変動による進化の加速
3・海水以外への適応を得る
4・陸に上がった「両生類」と海に残った「魚類」
5・現代の魚にどうやってなったか?

 

 

 

 

1・魚の始祖誕生

 

 

生命の始まりから魚類の始まり

44億年前、マグマで高温だった地表が2億年かけて冷え、地球に「水」が生まれます。

これが僕たちの知る「海」の始まりとされています。小惑星の衝突により蒸発と発生を繰り返し、安定して海が存在できるようになった38億年前、ついに海の中に初めての「生命」が誕生します。

 

最初の生物は深海底で熱水を吹き出す「熱水噴出孔」のような場所で誕生した単細胞生物である

「微生物」が始まりです。脊椎のない「無脊椎動物」が生まれます。

 

時を経て5億4000万年前「カンブリア紀」になると、生物は海の中で目覚ましい進化をとげ、

生命の始まりである魚類の始祖「脊索動物」が生まれることになります。

このカンブリア紀は爆発的に多くの生命が誕生したことから

カンブリア紀の生命大爆発と呼ばれています。

 

 

最古の魚類

最古の魚類として言われているのが

中国で発見された脊索を備える、体長6センチほどの小さな生物「ピカイア」。

元々、この生物は「最古の脊索生物」と言われており、僕たちの祖先と言われていたのですが、

後に、ロガリアなどの魚類の火星も発見されたことから、「生物の祖先」ではないとされています。

しかし、最も古い魚類であることは間違いありません。

 

 

 

初めての「魚」

カンブリア大爆発から8000万年後の4億6000年前。

地球についに初めての魚が誕生することになります。

 

「アランダスピス」

 

古生代オルドビス紀中期に誕生したその魚は、体長15cm程で頭は硬質で覆われており、鰭と顎はありませんでした。藻類やプランクトンを泥ごと捕食しており早く泳ぐ事が出来なかったため当時の生態系の頂点、体長5mを超える巨体を持つオウムガイから逃げるように生活していました。

つまり、魚の歴史は「強者から逃げ生き延びる事」から始まっていくのです。

 

5億3000年前に中国で存在していた最古の脊椎動物「ハイコウイクチス」が最古の魚という見解もあります!

 

 

 

 

2・地殻変動による進化の加速

 

 

地殻変動

これまでの地球の歴史の中で大規模な地殻変動(地震)が度々起こっている。

今の地球は山脈や谷、活断層や火山郡などがあるが、それは地殻変動によって地表が隆起してなった形である。このことから原初の地球は見渡す限り平地が続く平坦なものだったかもしれないがそれが起こった為、地球には山脈が作り出した「大河」が出現することとなり、「汽水」も同時に誕生する。

 

この頃、海の覇権を握っていたのは「アロマノカリス」をはじめとした硬い骨格で覆われた「甲殻類」であり、魚類は基本捕食対象でしかなかった。その為、捕食者を回避する術を持つケファラスピスや鮫の祖とも呼ばれるダンクルオステウスが出現するデボン紀以降まで魚は捕食者のいない新天地を求め「汽水域」に逃げ込むこととなります。

 

『ケファラスピス』

 

『ダンクルオステウス』

 

 

 

3・海水以外への適応を得る

 

 

汽水域から淡水域への適応

外敵がいた海にいた頃、魚は外敵から身を守る為、棘のような固い骨を持った硬骨魚類が主だっていました。しかし汽水域に移動し浸透圧に適応する為、魚の形状は身体を守る固い鱗と、血中の塩分を排出するための腎臓の強化にシフトしていきます。上記画像の「プテラスピス」は淡水に進出した最初の魚であると考えられており、 川を上るための流線型体型、尾や鰭のような物が現れています。

 

 

進化を続ける魚

寒冷化〜温暖化を経て「デボン紀後期」。

生命の82%が絶滅したデボン紀大量絶滅が起こります。

これで海の覇権を握っていた「甲殻生物」の殆どが絶滅し、ここから魚類が海での勢力を伸ばし始めていきます。

 

そこからも魚はさらに進化していき、4億1000万年前に登場したケイロレピスは脊椎を持つ初めての生物になり、外敵から身を守るために獲得した骨は脊椎になりました。

3億8500万年前にはユーステノプテロンが登場します。 海よりも酸素濃度の低い淡水域での生活に適応し、潮の満ち引きでの水位変化の中で生活するために肺を獲得、水生植物を掻き分けるために骨の入った大きな鰭を獲得しました。

 

 

 

4・陸に上がった「両生類」と海に残った「魚類」

 

 

陸上に適応していくもの

3億6250万年前、地球史上初となる陸上適応するものが現れます「両生類」です。

史上初の両生類はイクチオステ。骨格は地上の重力に耐え、ヒレは足に進化し、皮膚は常に潤いを保てるように乾燥を防げるものになりました。

 

進化は生き残るための手段。それは外敵のいない地への適応を意味します。

魚類はは顕著にそれを体現した種といえ、陸上にも適応したのが「両生類」や「爬虫類」というところと言って良いでしょう。

 

 

水中に残ったもの

陸上での進化を選んだものもいれば、勿論水中に残ったものもいます。

硬骨魚類と呼ばれるグループは肺を浮き袋に作り変え、現代の海魚の先祖となりました。

淡水に残った種、マス類のように川と海を行き来する種などがいます。

 

ちなみにシーラカンスなどの古代魚がアメリカや南アフリカに多いのは、比較的地殻変動の影響が少ない地形の為、ある一定の進化から止まっているかと言われています。

 

 

 

5・現代の魚にどうやってなったか?

 

 

現代の魚のルーツ

現代でもポピュラーとされている「魚」にももちろんルーツはあります。

実はあまり知られていないのですが、現代のサバ科を含む15種は同一の進化分岐とされているのです。

 

その郡は「ペラジア」(ギリシャ語で『外洋に住むもの』)と呼ばれていて

古代から脈々と受け継がれている魚の遺伝子が引き継がれていると考えられています。

 

その内訳は

タチウオ・カマス・アジ・ヤエギス・シマガツオ・クロタチ・イボダイ・サバ・カツオ・マグロなど。

タチウオが最も古い進化とみられており、確かに独特な存在感を放っています。

カツオ、マグロは中でも最も新しい進化形態で、15種の中では一番歴史が浅い魚です。

 

このように、途方もない時間をかけながら我々のいる魚は進化しています。

いあまる減少や分布域の変化も「魚が生き残るため進化する過程で起こっている事」

なのかもしれませんね。

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