【初めてのソルトルアー|アングラーが知っておくべき基礎知識ってなに?】
ソルトルアーフィッシングを楽しむコツは人それぞれ。1年を通して、さまざまな魚種を狙うことができます。
「いかに狙ったターゲットをルアーで誘惑し、釣ることができるか!」これがまさにソルトルアーフィッシングの醍醐味なのです。
ここでは、そんなソルトルアーフィッシングをもっと楽しみたい人、これからはじめてみようと思っている人に向けて、ソルトルアーの基礎知識を紹介していきます。
《目次》
1.陸から釣れる魚種とは?
2.釣り場の種類
3.初期費用はどのくらいかかるの?
4.釣行時の準備
5.継続が大事!ゴミ拾い運動の推進
6.さいごに
1.陸から釣れる魚種とは?
<よく釣れる時期>
アオリイカ▶ 4~5月 / 9~10月
アジ ▶ 6~10月
カサゴ ▶ 10~1月
カマス ▶ 8~10月
カンパチ ▶ 9~11月
クロダイ ▶ 6~10月
サバ ▶ 9~10月
サワラ ▶ 6月/10~11月
スズキ ▶ 5~7月/11~1月
カツオ ▶ 8~9月
タチウオ▶ 9~11月
ヒラメ ▶ 6月/10~12月
マゴチ ▶ 8月
メバル ▶ 4~6月
2.釣り場の種類
ざっくり2種類に大きく分けられます。
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◆自然 | ◆人工 |
・サーフ(砂浜) | ・港 |
・ゴロタ石の浜 | ・堤防 |
・岩場(岩礁帯) | ・テトラポット |
自然によって造りだされたポイントと、人工的に造りだされたポイント。
それから、居着きの魚と回遊魚で狙うポイントが異なるのです!
3.初期費用はどのくらいかかるの?
Q:初期費用はどのくらいで考えればいいの?
A: トータルで3万円以下がよいでしょう
はじめはタックルセットとルアー・小物類で”ざっと”3万円以下が理想です。それ以上になると敷居が高くなり、敬遠しがちになります。
対象魚や使用するルアーによって種類ごとに細分化されていますが、今のタックルは汎用性が利くものがけっこう多く、実際のところ1本あればおおむねルアー釣りはできます。
ちなみに釣具中古屋SHOPなどで買い揃えるのがおすすめです。
考え方次第ですが、高価な釣り具だからと言って、魚がたくさん釣れるわけではないですし、最初は中古で揃えて、釣りそのものにハマっていけば値段の高い新品の竿やリール、その他道具等を買うのがよいと思います。
経験値を経てレベルUPしていく、そんなロールプレイングみたいな楽しみを少しずつ増やしていく感覚がよいと思います。
■覚えておきたい!ロッドの知識と種類
<テーパー>
テーパー(調子)とは、ロッドがどの位置から曲がり始めるかを示すもの
・ファースト▶「先端部分から曲がる」
・レギュラー▶「中間から曲がる」
・スロー ▶「ロッド全体が曲がる」
目安として、軽いルアーを扱うときは「ファースト」、
重いルアーを扱うときは「スロー」にしましょう。
<ロッドの硬さ目安>
・UL(ウルトラライト)
・L(ライト)
・ML(ミディアムライト)
・M(ミディアム)
・MH(ミディアムヘビー)
・H(ヘビー)
・XH(エクストラヘビー)
ロッド硬さはアルファベット表記されます。まずはMLやMの硬さで選択するのがよいでしょう。
<ロッド種類>
【アジング・メバリングロッド】
・軽いルアーを使用
・繊細かつ高感度が求められるロッド
・2本揃えるのもいいが、なかでも汎用性の高い「ソリッドティップ」のメバリングロッドがオススメ
【エギングロッド】
・ロッドをシャクりエギを魅せる釣り方なので、長く使用しつづけると疲れを感じやすい。主に軽さ重視に設計されている
・ファーストテーパー(先調子)が定番
【シーバスロッド】(汎用性が高い)
長さ8~10フィート(1フィート約30㎝)とやや長め
調子はファースト寄りのレギュラーテーパーで、少しやわらかい
【ロックフィッシュロッド】
・根周りのある場所でターゲットが障害物に潜り込む前に、一気に引き抜けるだけのバットパワーがあります。主導権を握り、強引に引きずりだせます
「バットパワーがなくて、引きの強い大きい根魚に潜られた」なんて聞くこともちらほら。ちなみに「バット」とはロッドの根元を指します
【サーフロッド】
・サーフでのヒラメ・マゴチ狙いに使用するロッド
・遠投が必要になるため9~11フィートの長尺が基本になります
【ライトショアジギング】
・だいたい30g程度までのメタルジグはじめ、ルアーを使用するときにメインとなるロッド
・あまり疲れにくく、重さのバランスもちょうどいい
【ショアジギングロッド】
・重いジグでのメタルジグ、ルアーを使用するときにメインとなるロッド
・大物の青物にも負けないパワーとガイドの強さを兼ね備えている
■次に覚えておきたい!リールの知識
ソルトルアーで一般的に主流で使われるのがスピニングリール。
スピニングリールsizeの数字は「番手(ばんて)」と呼びます。この番手が大きくなればなるほど糸巻き量も多くなります。
<リール番手の目安(代表メーカ参照)>
【ルアーロッド 6~8フィート】
・シマノ2000~3000番/ダイワ2000~2500番
【ルアーロッド 9~11フィート】
・シマノ3000~5000番/ダイワ2500~3500番
購入の際は、これぐらいで番手を選びましょう。
予算は5千円以上~で、1万円台だとメーカー品のよいリールを選べます。
それからルアー釣りではPEラインを使うことが多いです。
ナイロンやフロロカーボンよりも、より細いラインなので抵抗が少なく、ルアーを遠くに飛ばすことができるPEライン。そのため広範囲にターゲットを探れます。
中にはPEラインに適さないリールもあるため、あまりに値段の安いリールはやめましょう。通常のスプールに細いラインを巻くとボリュームが少なすぎて、トラブルの元になります。
4.釣行時の準備
<持ち物一覧>
☑タックル(ロッド・リール・ライン)
☑ルアーやワーム
☑キャップ
☑偏光サングラス
☑フィッシングシューズ
☑プライヤー・ハサミ
☑小物一式(フック/スナップなど)
☑スケール
☑フィッシュキャッチャー
☑ビニール袋(魚用とゴミ回収用)とジッパー付き袋
☑タオル(汗ふき用/手拭き用)や消臭ウェットティッシュ
☑タモ
☑ナイフ(魚を絞める用)
☑クーラーボックス
☑ライフジャケット
☑レインウェア(雨天時)
☑防水ケース
☑救急セット
☑ヘッドライト(夜釣り)
釣りに行くと決めたら準備が当然必要です。
ルアー釣りでは基本的に常に移動を繰り返すので、道具ケースに整理整頓したルアーやパーツを入れておき、身軽に釣りをするスタイルがベストです。
とくに夏は暑さによる発汗、紫外線による日焼け、熱中症対策や
冬は寒さなどで体が冷え込むため、ネックウォーマーなど防寒対策は必須です。
5.継続が大事!ゴミ拾い運動の推進
日頃からワイルドシーンでは環境活動の取り組みを支援しています。今回は
「自分にできることを探し、発信する人たち」ネガティブな拡散よりも、前向きな拡散を私たちもマネをしなければなりません。
釣行のときは、ほんの少しでもゴミを拾って帰りましょう。
6.さいごに
ソルトルアーフィッシングは、思い立ったらすぐに始めることができ、本当に楽しい釣り方の一つです。
そんな釣り場の環境を守り、これから維持管理していくことは私たち一人一人のモラルで決まります。
マナーを守り、モラルある素晴らしい釣り人でありたいですね!