【ルアー釣り本番の季節!】~春が旬の魚ランキング TOP3~
すっかり春らしくなってきた今日この頃。ルアー釣り本番の季節がやってきました。
ところで、みなさんは旬の魚と聞いて、何を思いますか?
旬の魚は「今日釣れた魚だから、その日の内に食べれば絶対おいしい」と思っている方!じつはその考えは間違いなのです。
釣れた魚を釣って、おいしく食べるためにやるべきことは、その場で「締める!」
今回は絞め方についての説明もあわせて簡単に紹介します。
さあ、春が旬の魚ランキングTOP3をみていきましょう。
第3位 メバル
”春を告げる魚”メバル。小さなサイズのメバルは、釣れだすと数も多くなることから、海水で浸した氷漬けのクーラーボックスに入れて、「氷締め」にするのが一番。
春の産卵期ともなると、大型のメバルも接岸してきます。
喰いが渋いのは産卵した直後ですが、同時に体力を回復するために活発に捕食するようにもなります。
大型の尺メバル(30㎝~)となると、クーラボックスに入れずに「血抜き」をするとよいでしょう。
両エラをハサミで切断し、海水バケツに入れておくだけ。簡単です。
ちなみ尺メバルは、30㎝を超えるサイズになるのは10年以上かかるとも言われています。釣れれば本当に自慢できますよ!
第2位 サワラ
サワラは【スズキ目・サバ科】に属する海水魚の一種であり、スタイリッシュで見た目も少し他の魚よりも細長く、大型の肉食魚です。
サワラは出生魚。サワラは匂いが強烈で、それは表面から出るヌメリが原因だそうです。とくに水温が上がる季節になると、その匂いも強くなります。
サワラは成長するに従ってサゴシ(40~50㎝くらい)→ナギ(50-60cm)→サワラ(60cm以上)と呼び名が変わります。
サワラの身は脂が乗って、白身魚のような色をしています。問答無用で 新鮮な状態だなサワラは、まず「刺し身」
しかし、アニサキスには注意が必要です!サワラに限ったことではないのですが、多くの種類の魚類に寄生するこの線虫アニサキスは、生食で魚を食べる場合に食中毒の危険性が高まるので要注意。サワラは特に注意が必要です。
またサワラは釣ったあと、すぐに死んで硬直してしまい、いち早く絞めて「血抜き」をする必要があります。
その際、うっ血するのを防ぐため、サゴシが暴れないように押さえて、注意しながら素早く血抜きをするのがコツです。
神経棒で絞めるやり方もあるのですが、初心者には少し難しいので、まずは簡単な方法として、下記の手順で絞めましょう。
1)両エラの付け根を切る(ナイフでもハサミでもOK)
2)こめかみ(目の後ろ、エラの延長線上あたり)をブッタ切る
3)エラをつかんで血を抜いて、海水を溜めたバケツにしばらく入れておく
子どものときのサゴシは、メバル同様、”春を告げる魚”と言われています。春になると、産卵の為に群れで岸の方まで押し寄せます。
そこをルアーで狙う人も多く、難しい釣り方ではないので、初心者にはオススメです。
第1位 アオリイカ
春の親イカは,産卵期に入り藻場に卵を産みつけるため、比較的岸近くまで接岸します。
春に生まれた赤ちゃんイカが、夏~秋を経て、寒い冬を外洋で過ごし、そうして産卵できるまでに成長して沿岸部に帰ってくるのです。
秋シーズンとは違い、簡単には釣れません。エギングが上手な人ですら、1日まったく釣れないこともよくあります。だからこそ釣れるまで、”ひたすらシャクる!”これに尽きます。
釣ってみる価値がありませんか?
キロオーバーも普通に狙えますし、夢の3キロオーバーだって狙えますよ。
【用意するタックル】
・ロッド‥‥8~9ft(Mクラス~)
・リール‥‥2000~2500番
・PEライン‥‥1~1.2号(もう少し細くてもOK)
・リーダー‥‥フロロカーボン2(8lb)
・エギ‥‥3~4号(シャロータイプのエギがよい)
新鮮なアオリイカは本当に美味。アオリイカの絞める箇所は「胴側と足側の2箇所」と覚えておきましょう。下記の手順を参考ください。
1)イカ絞め専用のピックを目と目の間の少し上を45度位 傾けた状態で、胴側に向けてピックで一刺しする(ナイフ・ハサミでも可)
2)イカの胴の色が白くなれば、胴が完全に締まった証拠です(一発で絞まらなかったら、2~3回繰り返す)
3)また①に戻り、今度は目と目の間から45度位傾けた状態で、足側に向けて一刺しします
4)胴と同じように、頭と足が白くなったら成功
補足ですが、アオリイカの墨はとるのに時間がかかる為、生きたままだとスミをはいてしまいます。
必ずしっかりその場で絞める事を行い、ジップロック等に入れて持ち帰りましょう。
持ち帰るときはクーラーボックスの底に氷や保冷剤を敷き、新聞紙など上から被して、絞めたイカの袋を入れておけば安心です。
あと、イカは真水を嫌うので、誤ってもクーラーボックスの中に氷を直接入れたりするのはやめましょう。
真水に触れると味が落ちるため、せっかく釣れたイカが台無しになってしまいます。
まとめ
釣れた旬の魚をその場で絞めて持ち帰り、鮮度抜群の状態で調理して、最高においしく食べる。
これは”敬意を払う”という意味で自然に対しても、また魚に対しても大事な事です。
たくさん魚が釣れすぎても、近所の人や、友達、知り合いの人に分けてあげるだけで、ほんとうに喜ばれますし、逆に何かお返しをくれることだってあるんです(笑)
「また釣ってきたらちょうだいね!」
こんな言葉を言ってもらえたら、釣りってほんとうにいい趣味ですよね。
さあ、春本番!釣りにでかけましょう~♪
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