【知らないわけにはいかない!釣り場で守るべきマナーの数々】
いきなりですが、今の時代「釣り人」をひとくくりに定義することは難しいです。
マナーを守る人もいれば、守らない人もいるからです。
立ち入り禁止エリアに、わがもの顔で平然と立ち入って釣りをする‥
そんな人を果たして「釣り人」と呼ぶのはどうかと思います。
こういったマナーを守らない人が増えることで、大切な釣り場エリアが禁止になっていくことがますます懸念されます。
現状そういった場所が増えてきているのです。
釣りをしない人の視点で考えると、
「釣り人がルールを守らないから禁止になったんだな‥‥」としか思いません。
そんな一部の迷惑行為も当然ながら今後私たちは、
・釣りにおいてどのようなマナーを守っていかないといけないのか
・釣り人とはどうあるべきなのか
をしっかり考えながら、見つめなおす必要があると思います。
この記事を見終わる頃には、守るべきマナーを知ることができます。
1.先行者の尊重を守る
人気のある釣り場は人が多いため、自分勝手の行動はトラブルもとになります。
潮の流れだったり、状況的に「テクニックを要する釣りかた」になればなるほど、隣りとの間隔も必要になるだろうし、一層難しくなります。
先行者がいる隣で釣りをする場合には、必ず一言挨拶をしましょう。
たとえ断られても”カッ!”と感情的にならず、他に邪魔にならない場所を探すことをオススメします。
断言!
さらに、人気のあるポイントでのグループ釣行はやめたほうがいいです。
”ワイワイ”騒ぎ立てるのは論外ですが、ただでさえ釣人が多くてスペースに限りがある場合などは、先行者にしてみるとあまり気持ちのよいことではありません。
また反対に、先行者だからといって無理やり追い出すのではなく、相手に譲るくらいのやさしさを持つ努力も必要であるとも思います。
お互いに気持ちのよい釣りができる歩み寄りは絶対必要です。
先行者の挨拶がきっかけで
「最近はどうですか?」
「よく釣れてますか?」
など会話が弾み、仲良くなったりすることも実際あるんです。
コミュニケーションをとれる唯一の方法は、この挨拶からといっても過言ではないかもしれませんね。
2.場所とりをしてはダメ!
結論から先に言うと、場所取りするのはやめましょう。
防波堤などの場所は、釣りをするために設けられたわけではないし、そんな目に余る一部の心ない釣り人によって、この防波堤での釣りを厳しく規制されることは、とても残念なことです。
釣り場には場所取りに関する暗黙のルールが勝手に設けられていることが多く、県外へ釣り遠征に行ったときなど、初めての釣り場では当然そんなことは分かりませんから結果、現地のローカルの釣り人と揉めるケースになりかねないのです。
「自分の指定席といわんばかりに荷物を置いて場所を確保するような行為は絶対あってはなりません!」
指定の場所をキープしたければ、基本そこを離れないことが最低限のマナーではないかと思います。
3.【助け合い精神】や【緊急時の機転】が重要
フィッシュグリップがあれば、歯が鋭利な魚だったり、鋭いヒレや毒をもつ魚が釣れた時に助かります。
慣れた人ではフィッシュグリップなしで簡単に外したりもしますが、初心者の人や、とくに女性や子どもはそれが難しかったりもしますよね?
もしそういったことで困っている光景を見かけたら、道具を貸して助けてあげましょう。
こういった人の助け合いは、ケガを未然に防ぐということにも繋がるので、非常に大事なことなのです。
次にタモの柄。
長い柄のタモ網など、魚の取り込み時に必要なものですが、
時に道具は、緊急時など人が海から転落する場合などで命を助ける道具へと変わることだってあります。
覚えておきましょうね。
4.自然はみんなの共有財産
海外では日本と違って「自然(海)はみんなのモノ」という認識が強いです。
海外で釣りをするとき、ライセンスが必要な国があります。
例えばアメリカ。
州によってさまざまな罰則や監視があり、フィッシングライセンスの取得に1日およそ約1、500円ほど費用がかかるそうです。
持ち帰れる魚の数も「何匹!」と決まっていたり、大きい魚を釣ったら「リリース!」したりと、日本じゃまず考えられませんね。
5.釣行時のごみ拾い運動の推進
皆さんは釣行の際、
・えさの袋
・ボロ布
・空きカン
・ペットボトル
・弁当の容器
など、自分で出したゴミはもちろん家に持ち帰っていますよね?
しかし誰かが捨てたゴミとなるとそうもいきません。
黙認するのではなく、見つけたら持ち帰りましょう!
きっとよいことを繰り返しすると、必ず自分に返ってきます。
神様が見てると思って、積極的にやる姿勢が大切です。
6.おわりに
地球の問題で深刻な「最後の10年問題」
簡単に言うと、二酸化炭素の排出量が2020年でピークを打ち、
「ここから急速に減らす働きをするか」
「何もせず10年過ごすか」
の二択。
皆さんは単純に何を思いますか?
計算上このまま何も手を打たなければ、2030年に1.5度の海水温上昇が上がり、70~90%のサンゴが死滅します。
さらに海洋生物の生態系にどれだけ影響を及ぼすか、いまだ大きく懸念され、未知数。
釣りマナーにおいても、今ここでマナーについてしっかり向き合わないと、この先10年後、私たちが釣りをする場所はほとんどなくなるのではないでしょうか‥‥
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